「問題作」ファイト・クラブ ジミーさんの映画レビュー(感想・評価)
問題作
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一度TVで見たがDVDでちゃんと見たら印象が全然違った。TVではシーンをカットして、ストーリーを変えているからかな。この映画は、テロリストの話であり、二重人格者の話でもある。最後にストーリーの全体像が分かったときは、怖かった。が、ビルが次々と崩れ落ちるシーンはきれいだった。(ずいぶん昔だが、)公開時点からこの映画はかなり話題になったが、(少なくともこの映画の日本版の関係者は、)テロの話となると社会的に問題なので、そこを薄めようとしていると思われる。
最後のシーンでに主人公は、銃を口に入れ自殺しようとして、結果死ななかった。発射の瞬間の映像にエフェクトがかかり、タイラーも消えた。これは、映像が、主人公目線から(映画の中での)現実目線になり、主人公の人格がその瞬間にタイラーになったことを意味している。(二つの人格が融合されたとも考えられる。)
フィンチャーはやっぱりいいな。
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