「強烈」愛のコリーダ Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
強烈
ここまで無理矢理に、強制的に、性行為に直面させられた映画は初めてだ。
息もつけないほどの強烈さは、どこか外傷的である。
男は、女の快楽を自分の欲望として、引き受ける。
女は、男の欲望を自分の快楽として、享楽にふける。
自分の快楽と他人の欲望が、境界線をなくし、二人で作った幻想を、破滅に向かって抱きしめる。
何食わぬ顔で性愛を妄想して楽しむ下品さに対して、強烈なリアルを提示されることで、観客は仮面を剥ぎ取られる。
藤竜也が、カッコよすぎる。
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