羊たちの沈黙のレビュー・感想・評価
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これこそ神作品、サイコスリラーの最高峰
これこそ神作品
異常精神者を取り上げたサイコスリラーの最高峰でしょう
本作品を下敷きにした作品は映画やテレビドラマで数知れず、世界中で作られています
今日もどこかで類似作品が上映されたり、放送されているでしょう
原作の小説が画期的に素晴らしい出来であることがもちろんその理由ですが、本作は映画としての独自の価値を持っています
映像作品としての価値が原作の魅力をを数十倍に増幅させています
ハンニバル役のアンソニー・ホプキンスだけを絶賛する声が多いのですが、本作を本当に成功させたのは紛れもなくジョディ・フォスターの力だと思います
撮影時彼女は29才、それが大学卒業したての研修生にキチンと見える
彼女は身長161センチ
日本人の女性になぞらえた背の高さは150センチ位のイメージになると思います
小柄で華奢で少女のような面影が残る
正義感と意思が強く、知性の高い女性
そのものです
カメラもその背の低さ小柄さをこれでもかと描写します
レクターにまで「栄養が良くて背が伸びた」と皮肉を言わせます
彼女が配役のはまり具合
そして恐るべき演技を示したからこそ、
本作が神作品になった理由のひとつでしょう
アンソニー・ホプキンスの怪演は彼女の演技との相乗作用によって爆発的な効果を示したのだと思います
彼の不気味さ、観たことのない恐ろしさは、確かに最初の立ち姿から立ち上っています
そこから彼女のパーソナリティーに迫るやり取りの中で、本当の恐ろしさを感じとることになります
ジョディ・フォスター演ずる主人公のパーソナリティーが裸にされていくときの恐ろしさ
それがあるからこそ本当のハンニバルの恐ろしさが爆発するのです
その怖さを更に増幅する衣装と美術の仕事もまた見事でした
そして暗闇の中で迫る猟奇殺人犯の視線と手の先のジョディ・フォスターの無防備さを際立たせるシーンの見事なこと
劇伴も主人公の心理に合わせた一人称的な作りで印象に残らないようで深く映像と絡み合い観客の私達の心理状況を彼女に同期させる見事な仕事です
アカデミー賞を何部門も獲得してしまうのも当然の何から何まで素晴らしい作品です
絶対に観るべき映画と断言します
レクター博士につきる。
サンキュー クラリス
数十年ぶりに鑑賞。いやあ面白い。
キワモノ扱いされていた猟奇犯罪モノを作品賞獲れる域にまで押し上げた奇跡的とも言える映画。
隙のない脚本も見事だし各キャストのハマり具合も申し分なし。クローズアップ演出も後半のサスペンスフルな展開も素晴らしい。
やはりアンソニー・ホプキンスの存在感なくしてここまでの成功はなかったでしょう。この後サイコ犯罪映画は山のように作られましたが彼を越える存在はいません。おそらくこれからも。
アンソニーホプキンスの凄さ
目で演技するサー・ホプキンス
紳士な犯罪者
1992年アカデミー賞の作品賞のサスペンス作品。新米のFBI捜査官...
想像させられる怖さ
追悼ジョナサン・デミ
"Talking Heads"を撮った映画しか観たことないが随所にニュー・ウェイヴな音楽が好きなんだなぁと。
不穏な雰囲気と緊張感が一切途切れずに物語は進んで行きやはりA・ホプキンス演じるレクターが異様な存在感で全てを掻っ攫う。
派手なアクション描写よりも心理的にジワジワと描き何かが起こりそうでハラハラして興味の持続力を維持したままラストまで。
ハンニバル・レクターという魅力的なキャラと物語の中心になるバッファロー・ビル事件に感情移入出来るタイプのクラレスと巧く描かれていて最後の締めにレクターを持ってくる辺りに不穏感が増す。
今やハンニバル・レクターってキャラだけが有名になっている感もありリアルタイムで観ていたらラストの余韻に浸れたのでは。
政治家の娘が救助され犯人の愛犬を抱きしめているのには違和感が!?
恐るべき精神科医
僕ちんも沈黙
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