羊たちの沈黙のレビュー・感想・評価
全154件中、61~80件目を表示
クラリス、子羊たちは鳴き止んだか?
この映画は凄い映画でしたね。何といってもクラリスとレクターのやり取りが素晴らしいです。レビュータイトルはレクター博士からクラリスへの最後の電話の会話からのものです。レクターの卓越した能力、クラリスの正義感と野心。クラリスはレクターの能力を利用して連続殺人鬼であるバッファロービルを捕まえようとしますが、レクターはタダでは動かない。クラリスの底に潜む原体験を聞き出します。そしてレクターの脱走。その凄まじい脱走方法。その後クラリスと殺人鬼の対決。いや、思い返しても凄い映画だったなと思います。この映画以降、レクターのような天才サイコパスの悪役がどれほど出てきたか。でもレクターほど衝撃的な悪役は出ていないと個人的には強く思います。
名作は色褪せませんね
ドラマ版ハンニバル見てるとこちらのハンニバルもみたくなるんですよね、てかもう何回見たことか。
ドラマを見てからだとまた違った視点から見られます。
レクター博士の存在感もすごいがジョディフォスターのクラリスは新米感がありつつ、芯の強い役柄にしっかり合っている。
ハンニバルのジュリアンムーアもよかったけどやはりクラリスと言えばジョディフォスター。
変態犯人を追い詰めるFBIがミスリードされ、クラリスの方が本物の扉を叩く、この今はよくあるパターンも見た当時はかなりの緊迫感、今見てもハラハラするね。
なにより変態犯人の暗視スコープは変態感増しますなあ
そんな頻繁にでてきてないんだけどね
何度見ても面白い作品ってのは存在してるもんだね
久々に見たが、やっぱり凄い
月並みな感想だが、アンソニー・ホプキンス演じるレクター博士は圧倒的な存在感で我々を魅了する。
ジョディ・フォスター演じるクラリス捜査官との、もはや精神的な繋がりは恋愛関係とすら言っても過言ではない。
そしてこの作品を見るたび毎回思うのだが、誘拐されて穴の底に閉じ込められた上院議員の娘キャサリンは、パニックを起こしているとは言え、助けに来たクラリスに対して罵詈雑言を浴びせて、マジでキャンキャンうるさい(^_^;)
あと、クラリスの同室(?)の友人がめちゃカワイイ事には、今回やっと気づいた( *˙ω˙*)و グッ!
また数年後にTVで放送されたら見ようと思う。
それくらいの頻度がこの作品にはちょうど良い。
※誤字、言葉遣いを一部訂正
ハンニバル・レクター
原作は重厚な作風のトマス・ハリス、サイコスリラーでアカデミー賞を取ったのはジョナサン・デミ監督、ジョディ・フォスターが最高のクラリス役を演じ、知的なサイコパスとしては以後、右に出る者はいなかったアンソニー・ホプキンス、という映画の神が舞い降りた作品。
手配中のサイコパスを訓練生のクラリスがレクター博士と協力して追い詰める。
痛みやにおいが伝わってくる映像はすごい。
残念ながら次作でクラリス役は交代してしまう。
美貌のジョディフォスターとアンソニーホプキンスの怪演
ジョディフォスター扮するFBI実習生クラリススターリングは、トップクラスの成績でアンソニーホプキンス扮する異常者で凶悪犯の囚人で精神科医のハンニバルレクターの心理分析の手伝いをして欲しいと頼まれた。どんな物も受け取るなとか柔らかい物しか渡してはいけないとかガラルに近づくなとか注意事項を聞いてクラリスはレクターに会いに行った。話題は、皮を剥ぐ連続殺人犯バッファロービルの話から始まり質問状を渡したが、レクターはクラリスの分析を始め昔レクターの患者だったモヘットを探し出せと指示した。クラリスは、10年間開けられていないモヘットの貸倉庫を調べたら生首が出て来た。首の主はレクターの元患者だった。レクターは、バッファロービルの心理分析をやれと言った。果たしてクラリスは無事にバッファロービルの捜査に役立つ事が聞き出せるのか? ジョディフォスターは最も好きな女優でここでも魅力的だったが、アンソニーホプキンスの異常さを全面に出した怪演に恐れおののいたね。
噛めば噛むほど系
深い衝撃に戸惑う
友達に勧められて鑑賞しました。
一言で言うなら、試しに軽い気持ちでレンタルして観ていただきたい価値ある作品です!
心臓が徐々にドキドキして、まるでホラー映画を観ている感覚に陥りました。
鑑賞後は嫌な感じとか気持ち悪くなることが全然せず、全体的に品良く仕上がっていました☺︎ そして上質の芸術作品の片鱗を観ているような…
それはやはり、名優のアンソニーホプキンスさんと知性高き美しいジョディフォスターさんの痺れる演技だからなのかなと思います。
また、心理的に観ている視聴者を追い詰めていく最上級のサスペンススリラー傑作映画でもあります。表現すらできないくらい素晴らしい!!
本作は世界的な名誉ある米アカデミー賞や英国の権威ある賞などを沢山授賞しました!!
映画ファンでしたら、必ず納得できる作品の一つになるはずです😊
文句なしの「名作」でした。
連続猟奇殺人犯を追うFBI研修生が、過去に猟奇殺人を犯し収監されているレクター博士にアドバイスを貰う為に交流する物語。
素晴らしい作品でした。
まずサイコサスペンスとして秀逸です。エロにもグロにもアクションにも逃げず、精神の闇へと入り込んで行きます。レクターとの問答で自らの精神を暴かれるクラリス。特に、題名の元ともなった「羊」についてクラリスが話すシーンは、映画史に残したいような名場面でした。
クラリスを演じたジョディ・フォスターが素晴らしかった。「透明感」と言う言葉が似合う風貌。性的な視線を浴びることに嫌悪感と戸惑いを滲ませる表情、レクターとの問答に恐怖を感じるシーン、クライマックスでの緊張感溢れるシーン。どれをとっても素晴らしい演技でした。
レクターを演じたアンソニー・ホプキンスも素晴らしかった。相手の心の奥底まで見透かす視線、残虐なことを日常のことのように語る喋り口、そして血にまみれながら浮かべる恍惚とした表情。どれをとっても、レクター博士そのものでした。
ベタ褒めしていますが、気になったところを2点だけ。
レクターが脱獄を企図するシーンは、途中でオチが読めてしまいます。少し冗長に感じたので、もう少し端折った方が良かったかもしれません。
逆に、クラリスが、同僚の女性研修生とビルについて語るシーンは、もう少し深めて欲しかった。少し簡単過ぎるように感じます。
ただ、何れにせよ、作品全体への評価は揺るぎようがなく、文句なしの私的評価5の作品です。
一気に引き込まれる展開
演技は凄いけれど…
最高に頭の良いサイコパス
レクター博士、怖いよ〜
【殺人鬼のレクター博士に引き込まれてしまう】
・過去にも「ハンニバル」などと併せて鑑賞しましたが、久しぶりに改めて鑑賞。1991年製作のアカデミー賞受賞作品映画。
・約20年も前の映画であるにもかかわらず、今でもしっかり愉しめる素晴らしきサイコサスペンス映画。
・FBIの訓練生のクラリス(ジョディ―フォスター)と、獄中にいる元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクター(アンソニーホプキンス)の関係性で紡がれていく物語。若い女性を殺害して皮を剥ぐ猟奇殺人事件の捜査に行き詰ったFBIがレクター博士に犯人捜しの助言を受けようとするが、その役割をクラリスに任せたところから物語が始まります。
・この映画は、「匂わせる」ことでこちらに考えさせることに徹底した映画だと思います。
- 冒頭の「苦しさ、悶え、痛み、痛みを愛せ」という看板
- レクター博士がたかが訓練生のクラリスの過去にこだわる
- レクター博士「物事の本質を探れ」のセリフのシーン
- ラストシーン「古い友人と夕食を…」 などなど
・こちらが思考せざるを得ない状況で物語が進んでいくことで、共感度や恐ろしさが観ている側にどんどん積み重なっていきます。その起点となるのが常にレクター博士。それ故、本来は殺人鬼であるはずのレクター博士に嫌悪感を抱くどころか共感できてしまいます。この妙が映画に引き込まれてしまうポイントでした。
・書籍版のハンニバルも読みましたが、レクター博士は「純粋」「思慮深い」「誠実」「親切」な人に対しては敬意を示した行動をとる性格を持っています。反対に、それらに欠ける人には敬意を欠いた行動をとります。それがいわゆる殺人鬼ハンニバルレクターの一面となります。この二面性を知ったうえで映画を観ると、アンソニーホプキンスの「匂あわせ」具合な演技と演出がピックアップされて見えてきてなお面白いです。それだけ、ホプキンスさんと監督が、レクター博士を考察し緻密に映画を作っていったことが想像できます。
・観れば観るほど味が出て、観れば観るほど「本質」が見えてくる映画だと思います。私もまだまだ「本質」にたどり着けていない気がしますので、これからもたまに鑑賞させていただきます。
#映画 #サイコスリラー #サイコスリラー映画 #知的 #悪人が悪人に見えない #アンソニー・ホプキンス #ジョディ―・フォスター #FBI #ハンニバル #レクター博士 #猟奇殺人 #哲学的 #深い映画 #何度も観てしまう #アカデミー賞
#全体4 #物語4 #演出4 #演技4 #映像4 #音楽4
傑作
全154件中、61~80件目を表示