バットマン リターンズのレビュー・感想・評価
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ティムバットマン2作目
かの有名なキャットウーマンとペンギンが登場!
キャットウーマン演じるミシェルファイファーがうつくしい!キャットウーマンに変身する過程がわりと怖くて、精神的に不安定な女性を見事に演じていた。
そしてペンギン。見た目だけじゃなくガチでペンギン寄りなんだね笑。素手で生魚食ってるとこと他人の鼻に噛み付いて出血させるとこを大勢の人に見られた上で市長に立候補できるんだろうかと思った笑。
背景がすごく哀してある意味1番人間らしい存在だった。ただその表現方法が幼く、それが哀しさをより一層引き立てていた。動物園でのひっそりとした最期。誰の目にも触れられずにゆっくりと沈んでいった。
主役のバットマン。見所たくさん!序盤のバットシンボルをバックに立ち上がるブルース。物憂げな表情からのキリッとした顔つきになってかっこいい1番好きなシーン。
あと報告書の渡し方!実業家の作法じゃない!でもかっけぇ!笑マイケルキートン好きだなー少し余裕なさげに演じるブルースウェインがすごく似合う。
なぜ前作のビッキーと別れたのはハッキリしなかったし、セリーナと惹かれあっていたのに。。
切ないラストだった。
今回は悪役2人の存在感が強かった。魅力的なキャラクターが多い作品で素晴らしい。哀しい面を強調したバットマンシリーズの異色作だった。
この頃はCGが少しずつ出てきた頃で、特撮とCGの転換期。とは言えど...
この頃はCGが少しずつ出てきた頃で、特撮とCGの転換期。とは言えどCGの技術はまだまだ低く、特撮にかなり金と労力がかかってる。
スタジオに巨大セットを作って撮影してる。撮影は夏だったらしく、白い息を出すために冷房ガンガン効かせたらしい。天井の高さが20メートルもあったので相当電力を消費したはずだ。
特撮がすごくて、
どれがセットでどれがミニチュアか、見ていてわからない。とても綺麗に仕上がってる。
動物のペンギンは、本物を使ってるところもあれば、機械で動くペンギン人形や、子供が入る着ぐるみペンギンなどが使われた。
ラストのペンギン軍隊はCG、死んだペンギンを送る動物のペンギン達は着ぐるみをきた子供たちだ。
なかなか見分けがつかなかった。素晴らしい技術だ。
特撮にはCGにはない良さがある。
一体何なんだろう。実物の質感なのか。とても良い。ノーランが実写にこだわる気持ちがわかる。やっぱ実写の質感はCGに勝る。
ペンギンは、実はとても可哀想な役だ。最初から最後まで。
奇形に生まれ、親に捨てられ、人に認められたくて地上に上がる。初めは良かったものの、またも非難を浴びる。復讐心に駆られるペンギンは、殺される。
ただの悪ではなく、愛を知らない、愛されたい人間だ。
死ぬほど期待していたので
まあ面白いけど…という印象。
自分としては前作の方が好きだった。
確かに、ティムバートン監督の演出、音楽の使い方は本当にすばらしい。
ヒーロー映画っぽくはないけれども、とにかく適役、キャットウーマンがうまく目立っていた。
ひとつ気に入らなかったのは、どうもペンギン人間を通してそういう人たちを軽視しているんじゃないかと感じるところだ。
彼を騙して裏切ったあの権力者もそうだし、バットマンに関してはお前は悪者だ!って決めつけて痛めつけるいじめ映画にも見えてしまった…
バットマンはヒーローなのかと言うところである。
ティムバートン×ヒーロー
ティムバートンによるバットマン2作目。
ティムバートンの作品か、アメコミ作品と見るかで評価が変わるだろう。
ペンギンという異形の者の哀しさや、エンディングに向けての畳み方は見事。
アクションとしては残念。ヴィランの恐ろしさもあまり感じれなかった。
衝撃的なヴィラン!
まずバットマンは活動範囲が夜だったり黒いコスチュームだったりあまりアイアンマンみたいにジョークなども言わないし結構地味なキャラなだけにさらに敵キャラが目立ちます!(かっこいいけど)
今まで見たなかでもかなり上位にランクインするぐらい強烈的で衝撃的なヴィランでしたww
バートンらしさも出ていたし少しストーリーが雑な部分もありましたが最後まで楽しめる映画だと思います!
期待感を煽るのが映画の正しい始まり方
いやぁ、オープニングがすごい素晴らしくて、始まる瞬間からワクワクしてしまいましたね。ゆっくりと揺り籠が流れていく時とか、これから始まる映画への期待がいや増しに増していきました。
最近はクリストファー・ノーランのリブート作品への評価が高いですが、やっぱり私としてはバットマンはティム・バートン版の方が好きですね。だって、悪役もなんだかファニーだし、それにこの作品では、キャット・ウーマンまでいるしね! 彼女の身軽な動きを見てるだけで、なんか嬉しいじゃないですか!
バットマンリターンズ
バットマンのスマートさがとてもよかった。
007バリの秘密武器を使いこなせる人は、やっぱり影のある主役の名演技があってこそ成し得る事が出来たと感じます。
一方、怪人ぺんギンと対称的なキャットウーマンの奇抜なパフォーマンスも目に焼きついて離れません。
バットマンがシリーズ化されたのも頷けます。
これが本当の《ダークナイト》
『シザーハンズ』『スリーピーホロウ』『スウィニートッド』・・・
ティムバートンの創造するファンタジーワールドは
みな世界が繋がってる様に思える
この『バットマン リターンズ』は
《クリスマス》が舞台のダークファンタジー
そして マイケルキートンとミシェルファイファーによる大人のラブストーリー
しかし主人公を含めた主要キャラは全員
過去の出来事により心に深いトラウマがあり
完全に精神が分裂している
そんな 社会からドロップアウト ”させられてしまった”
マイノリティ達の群像劇
そして彼らの《アイデンティティ探し》がこのダークファンタジーの
主軸である
この作品の重要なポイントは
主役であるブルースウェインでさえも幼い頃の事件により
マイノリティ集団と同じ境遇に置かれており
1人の悩める人間であるというところ
その消せない傷の矛先が
善と悪に分かれているだけで
基本の原動力は皆同じという悲しみの連鎖
深々と雪が降るプロローグとエピローグや
プロローグ後のメインタイトルが出る絶妙なタイミングと
同じく絶妙なタイミングで始まるダニーエルフマンの
重厚でいてドキドキするメインテーマ曲や音楽たち
すべてが静かな中に力強さがあり
ゴシック調のプロダクションデザインを含めて
オペラの様な重みと美しさを感じる
1作目も同じ雰囲気で
語るべき名場面ばかりだが
2作目の今作はさらにティムバートンのセンスに磨きがかかり
洗練されていて《アマデウス》に匹敵する素晴らしさ
最新のクリストファーノーラン版《ビギンズ》と《ダークナイト》も
素晴らしいが
この《リターンズ》に降る悲しい雪が
今もずっと忘れられない
毎年クリスマスになると1人で観たくなる
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