ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価
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この映画が一番好きです
初めて見た時が40歳 最初のキスシーンの場面から釘付けでしたね
映画のフィルムを運ぶシーンなどは 昔はそうやってフィルムを一本づつ運んでましたね
映画を見てるときには 次のフィルムが来るまで待つこともありました
私の師匠が映写技師だったので 映画の途中に右上に白い○が出てくる説明をされてました 最初に出てきたら 次のフィルムを回して 次に○印が出てきたら 次のフィルムを写すことで 継ぎ目なく楽しめるようになってます この映画の当時は フィルムもセルロイドで発火しやすいので火事になったりしてましたね
そんな懐かしい思い出とともに イタリアの風景にも憧れてましたね
故郷を離れるときに 帰ってくるな!と言う アルフレードの気持ちが今となってよくわかりますね
数年前にシチリー島に行ったときに この映画の曲が聞こえてきたのは私だけでしたが そんな雰囲気の街でした
これを見て映画館で働きたいと思った。 映写技師になりたいと思った。...
哀しい哀しい物語
見る年齢によって映画の捉え方はずいぶん変わる。
学生時代にこの映画を見たときは、少年の成長物語、映画賛歌が美しい話だなと思った。悲しいエピソードもあるけれど、全体として心温まるいい物語だと。
【以下ネタバレあり】
今回改めて見て思ったのは、この映画は本当に映画賛歌なのだろうか?
確かに映画館やそこに集う人々、往年の名画たちはとても印象的だ。主人公トトが、年の離れた友人アルフレードと心を通わせたのも、映画があってこそ。だけど、それらは単なる舞台装置であって(とても魅力的な舞台装置であることは間違いないのだけど)、ほかのなにかでもよかったんじゃないだろうか。本当に「映画って素晴らしい」なら、きっとニュー・シネマ・パラダイスはなくならなかっただろう。
そして今の私には、この映画を「心温まるいい話」だとまとめられない。
故郷を離れて30年、トトは本当に幸せだったのだろうか。愛、家族、友人…いろんなものを置き忘れてきてしまった、哀しい中年男性に見える。富と名声さえあれば、そんなもの犠牲にしても構わなかったのだろうか。
アルフレードの30年はどうか。そこに想いを馳せると、私はたまらない気持ちになる。
「人生は映画のようにはいかない」と、アルフレードは言った。明確なハッピーエンディングはない。いいことも悪いことも、時を選ばずやってくる。歳を重ねるごとに、たくさんのものをなくしていく。
とても哀しい哀しい物語だと思った。
映画との出会いが人生を変える
最高のノスタルジー
小さな村の映画館と少年とおじいさんの話。これもまた3時間という長丁場ですが長い映画には必ず理由がある。
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『ディア・ハンター』と同じく3部に分かれてて、最初の1時間は主人公の幼少期におじいさんと映画館で過ごした日々、次は青年期で恋をして村を出るまで、最後の1時間は中年になった主人公がまたおじいさんの死によって村に戻ってくる。
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全編にわたって、同じ音楽が何度も使われてるんだけど、初めて聞く音楽なのになぜか懐かしい。それと共に主人公の成長を見守っているから、最後廃れた映画館に戻ってきた時に同じ音楽が流れてて泣ける。
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そしてまた、映画館好きとしてはこの出てくる映画館が良いのよ。毎回満席立ち見状態で、皆で映画を楽しむ文化がある。いずれそれも廃れてしまうんだけどこういう時代に生まれたかったな。
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レビュー
20年以上前に鑑賞して以来2度目。 鑑賞中はそんなに惹き込まれる訳...
これぞ、傑作、
映画愛に溢れた作品。 映画が最高の娯楽であった頃。それにしてもなん...
分からない
「完全版」を観た直後、「劇場版」のテレビ放送があったので鑑賞。 ま...
「完全版」を観た直後、「劇場版」のテレビ放送があったので鑑賞。
まったく別物の映画になってる・・・。
これは、これで、幼少期(アルフレードとの思い出)を懐古するいい話なのかもしれないけど、映画として軽くなってる気がします。
ボッチャ(完全版ではエレナの夫になっている)の登場も生きてこないし。
(幼少期は、算数の授業で先生に叱られ、青年期では、エレナの落し物を拾って手渡す時に、トトと競いあってるシーンがあるのに)
エレナとの再会と、一夜限りの“夢”(エレナがそういっている)があると、ないとでは、
アルフレードが残したキスシーンを涙し、笑いながら観るトトの心情を考える鑑賞者の気持ちは大きく変わってくるんじゃないかと思います。
完全版のほうが、良いと思いますが、どちらを先に観たかで、大きく感想が変わってしまう作品だと思います。
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