「変わるもの、変わらないもの」ニュー・シネマ・パラダイス マッチョさんの映画レビュー(感想・評価)
変わるもの、変わらないもの
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初めてこの作品を見た人が特に感じたこと(魅力が多くて書ききれない😭)としてお読みください。
サルヴァトーレ(トト)とアルフレードは素敵な関係だと思った。
アルフレードがトトに50リラ渡すシーン、トトがアルフレードに「友達になろう」と言うシーン、二人が一緒に自転車に乗っているシーンが特に気に入った。
「人が笑うのが嬉しい」というアルフレードの言葉と、映画館の中に入れない人のためにアルフレードが外の窓に映画を映し、さらにオマケ(音声)をつけてあげることからアルフレードがとても優しい人だと感じた。自分もアルフレードのように優しい人間になりたい。
サッカーくじが当たった人が、火事で燃えてしまった映画館を建て直すためにお金を使っていてとても素敵だった。自分もいつか他人のため・世の中のためにお金を使い、誰かを喜ばすことが出来るようになりたいと思った。
アルフレードの「自分がやるしかなかった。」等のセリフから、映写技師は決して誇れるものではなく、世間的にも人気がない仕事かもしれないが、当時のシチリアの村の人々にとって映画は唯一の娯楽・楽しみである。アルフレードはとても重要で素敵な役割を果たしていると自分は考えた。
劇中音楽はノスタルジックで何故か何度も涙が流れそうになった。
個人的に、"変わらないもの"の象徴(?)として登場する「オレの広場だよ!」と言うおじさんがお気に入り。
この作品は、年齢によってそれぞれのシーンの感じ方が変わる気がするため、数年後数十年後に何回か見たいと思う。
この作品に出会えて、さらに映画館で見られて本当に良かった。
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