「映画史上唯一、ウサイン・ボルトの衝撃と張り合える衝撃映画」2001年宇宙の旅 ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
映画史上唯一、ウサイン・ボルトの衝撃と張り合える衝撃映画
この映画の一番凄い所は、やっぱり、あの宇宙映像表現が1968年に作られ公開されたこと。この一点に尽きる。
あの宇宙映像表現は、今でこそ、おかしな点は確かにあるが、今でも通用しそうな美しさもある。
では、1968年とは一体どういう年だったのか?
日本に限ってみても、
ゴルゴ13、連載開始年
和田アキ子、デビュー年
世界初レトルト食品ボンカレー、発売年
サッポロ一番みそラーメン、発売年
少年ジャンプ、創刊年(まだ週刊ではない)
人生ゲーム、発売年
巨人の星、放送開始
小笠原諸島、日本に返還
東名高速、一部開通(全線ではない)
東名高速すら全部出来てない時代に、あの宇宙映像表現が出来たのだ。
DVモラハラ体罰で、今じゃ絶対放送できない巨人の星の放送が始まった時代に、
あの宇宙映像表現が出来たのだ。
なんと先進的な映画なんだろうか。
とんでもないとしか言いようがない。アメリカってほんと凄い国だ。
当時の日本人が受けた衝撃は計り知れないものがある。そりゃ戦争しても負けるに決まってる。
妙に間延びして退屈なシーンもあるけど、1968という数字だけで帳消しになるくらい、目が覚める。
100mのボルトの世界記録と唯一張り合える衝撃。
コメントする