「 子供の頃から何度も観ている映画だが、いつも答えを出せないでいて、...」2001年宇宙の旅 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の頃から何度も観ている映画だが、いつも答えを出せないでいて、...
子供の頃から何度も観ている映画だが、いつも答えを出せないでいて、2001年までに答えを見つければいいやと思っていると、いつのまにか2001年を迎えて5年が過ぎた。何しろ最初に観たときは小学生である。これは完全に人類の祖先猿の映画だと思っていた。フロイド博士がテレビ電話で娘と会話しているシーンで「欲しいものは?」「猿」と答えるのを当てたことに満足していたのだ。
伝染病説が多数を占める中で、月の探索を始めた宇宙飛行士たち。猿が見つけたモノリスをここでも発見するぞという予想もできたのですが、「するとあの猿たちは月に住んでいたのか?」とずっと悩んでいたものだ。
18ヶ月後、木星有人飛行計画ではHAL9000。故障したことがなかったのに故障の予知を誤ってしまう。フランクとデイヴが相談しても、ハルは読唇術を使うほど優れているし、コンピュータの恐ろしさを痛感しました。船外活動しているフランクを飛ばしちゃうし、コールドスリープ隊員を殺しちゃうし、きゃーです。
ラストのシークエンスでは、宇宙空間を彷徨い、豪邸で食事している老人・・・デヴィッド・ボウマン船長本人に出会い、それが彼の目線となり、ベッドに横たわる更に更けた老人を発見、そして目線がまた彼に乗り移り、やがてスターチャイルドとなる。そして目の前にはあのモノリスが不気味に立っている。この10数分間が面白いんだけど・・・
最近高画質のバージョンが話題になっていますが、まだ見てない・・・8Kの環境を構築するのも面倒だし金もない・・・
映画は生き甲斐さん、コメントありがとうございます。
この映画は理解しようとしても、やはり他人と解釈が違ったりして、もう一度見たくなる作品ですよね。敢えて理解しようとせず、新しい発見があればそれでいいんじゃないでしょうか。モノリスについて調べると途方もない情報量になりがちですw
レビュー見て愕然としています。こういう映画でしたか。同じく幼い頃見たというのに感想の的確さと言うか、はっきり輪郭を持った感じに 「ほえ〜すっげ〜」ってなりました。
kissyさんのレビューって最後の数行が絶妙ですよね、前から思ってましたけど。