「怖い!上手い!ゾンビ映画の金字塔!!」ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド Duchampさんの映画レビュー(感想・評価)
怖い!上手い!ゾンビ映画の金字塔!!
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怖い映画は苦手、、だが食わず嫌いはよくないと思い、意を決して初鑑賞。
以下馬鹿っぽい感想。
思ったよりスプラッターシーンが少なくて良かった。
とはいえ腑食われるシーンはきついし、ラストで群れが家に侵入された時の絶望感よ。
サスペンス?として観ると無駄がない、完成された映画!
流石ゾンビ映画の金字塔!これが68年の映画というのが驚き。恐れ入りました。
▽演出
ゾンビの特徴!
ゆっくり歩く、人肉を食う、頭と炎が弱点、噛まれるとゾンビになる、というゾンビのステレオタイプの特徴が出揃っている!
家の中に立て篭もり、ドア窓を板で塞ぐ、というお作法も確立。
▽脚本
前半は物語がどう進むか分からなかったが、
中盤にテレビ中継を見た後、
車で脱出するか(ベン。デュアン・ジョーンズ派)?地下室に立て篭もるか(ハリー。カール・ハードマン派)?という選択軸が明確に打ち出される。
登場人物のドラマが見応えがあった。
主役は実質ベンで、序盤の八面六臂の活躍のため一見彼の主張(脱出案)が正しいように思ってしまうが、結果的にハリーの言うように、地下室引き篭もりで助かってしまう、というのはとても皮肉が効いている!
ハリーは嫌な奴だが、冷静に聞くと、彼の主張もあながち間違ってない(むしろベンより冷静)。
クライマックスで、ベンがハリーを殺し、結果的に彼だけ生き残る、、、なんて都合のいい展開があるわけでなく、ラストで保安官達に殺されてしまうのも話の畳み方として上手い。
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