となりのトトロのレビュー・感想・評価
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こころ洗われます!
僕自身まだ生まれてない古き良き昭和30年代はじめのまさに高度成長期真っ只中!対局でもある日本の原風景にサツキたち家族が引っ越して来るところからお話は始まります。
社会人になってたかな、封切り時は?当時はアニメは子供たちが観るもの、みたいなうがった先入観があったのか観そこなってたみたいでジブリがメジャーになってきてからテレビでの鑑賞だったような記憶があります。
その後は娘と揃っての鑑賞、そして今は俗に言う「眼の中に入れても痛くない」孫とBlu-rayでの繰り返し鑑賞と通算何度観たでしょうか?
何度観ても、いや歳を重ねたことも相まって涙する場面がどんどん増えてきてる気がします。「子供のときにだけ あなたに訪れる 不思議な出会い」まさにそうなんでしょうね?!
お父さんがいいですね!ヘタするとお化け屋敷なんか住みたくないってダダをこねかねない姉妹をなんともうまく扱って喜ばせるように仕向けるやり方は決して考え抜いて発した言葉ではなく、心から田舎暮らしを子供たちに楽しんで欲しい正直な気持ちだったんでしょうね!?
20年近く前に開催された『愛・地球博』で作られた『サツキとメイの家』を予約して娘と見学したのも懐かしい想い出です。今年開園した『ジブリパーク』にも落ち着いてきたら3世代で訪れてみたいものです。
幅広い世代が一緒に楽しめるとっても素敵な作品ですね!猫バス乗りたいな〜
昭和のいなか
童心を‼️❓忘れたことが‼️❓哀しき我‼️❓字余り
何度も観てるが、また観た
昔はトトロや猫バス、まっくろくろすけがすっごく可愛らしくて、大人に...
大人が大人であり、子どもが子どもでいられる安心感。
当時4歳の甥とどんぐり林に行った。下に落ちているどんぐりを一生懸命拾った。落ち葉に隠れているどんぐりを甥っ子には探せない。次から次に見つける私の後を必死に追いかけ、手に持ち切れないほど、ポッケからこぼれおちそうなほど必死に拾っていた。
帰り道「トトロ来る?トトロ来る?」ニ、三歩歩いては訊いてきた。
あのどんぐりはどうなったのだろう?
街にはトトロのグッズがあふれかえっているが、そんなことよりトトロの住まう森を失くしてはいけない、この作品を思い出す度にそう思う。
トトロの住む森は心の中にあるんだよと言われてしまえばそれまでだが…。
素晴らしい点を挙げればきりがない。
その中でも特に私は大人が大人、子どもが子どもしている姿にほっとする。
お母さんが入院中で、家事を手伝ったり、妹の面倒をみたりしなくてはならないさつき。大人の代わり、アダルトチルドレン?ヤングケアラー?
否否違う。
子ども目線で遊ぶお父さんは、ふざけているようで、さつきとめいの怖がる気持ち・寂しい気持ち・不安な気持ち・面白がる気持ちにシフトして、二人の心のケアもしている。家で論文を書き、時折大学で仕事している姿は、今のテレワーク等の在宅勤務と同じ。今のテレワークしている大人が、家の中で、仕事のイライラまき散らして家にいる人にストレスを与えたり、眼の前にいる子どもを自分の”理想”に縛り付けているのとなんと違うことよ。
入院中のお母さんは、その苦しさを脇に置いておいて、さつきやメイの話を聞いて甘えさせている。なんでも話したくなってしまうお母さん。”尋問”しないと、学校や友達、日々のことを話してもらえない世の母となんと違うことよ。一緒に食事をしていても、「コミュニケーションをとっている」という建前のもとに子を自分の愚痴の聞き役にしている母の多い中で、さつきやめいのおかあさんは一緒にいる時間が短くともちゃんと子どもの心のケアをする。
そして、このお父さんとお母さんが、さつきとめいの寂しさと、さつきなりの頑張り、めいなりの頑張り、両親の役に立ち妹に対して姉をやっているというさつきの誇りをちゃんと知っていて、姉妹の気持ちに配慮しながら夫婦で力を合わせて姉妹を見守ろうとしている。夫婦の間の競争じゃなく、夫婦の協同作業。
大人には大人の事情があるけれど、それはそれで、自分の心をちゃんと見てくれている、それが実感されるだけで、子どもは子どもでいられ守られていると感じられるのだなあと思う。
そして周りの子どもたち・大人・土地神様。
家の労働力となっているのはさつきだけじゃない。カンタだって農作業を手伝わされている。他の子の様子は描かれていないが、どの子でも、家の仕事を担っていた時代。それでも、年下の子の子守もかねて、遊ぶ時間と遊ぶ場がたっぷりあった時代。
そんな子どもたちをまとめて見守る大人たち。誰もさつきに「泣くな」とは言わない。泣いて当然と思う。勝手に母に会いに行こうとしためいは叱られるだろうけれど、母に会いに行こうとしたことは責めないで当然だろうと思うだろう。田植えの手を止めさせられたことを「やっかいなこと」「迷惑をかけるな」とは言わないだろう。効率至上主義の今とは大違い。大人の気持ちに子どもが合わせる今とは大違い。
そしてトトロ達。
テーマパークで多額のお金を使わなくとも、お金で”愛”を表現しなくとも、心がつながれば、子どもはこんなに豊かな表情をする。
いつから、大人は自分のことでいっぱいになって、他者を見守る余裕を失ってしまったのだろうか。
いつから、子どもはミニ大人となって、自分の気持ちを偽るようになったのだろうか。
大人の愛・目線に見守られ、子どもが子どもでいられた世界、それがトトロ。
いつでも帰ってきて浸りたくなる桃源郷。
何度でも何歳でも楽しめる映画
となりのトトロ
世代を超えて心に残る作品
最近はコロナの影響で色々な作品がリバイバル上映されてきました。
中でもジブリ作品、とりわけこの「トトロ」のラインナップはかなり嬉しかったです。
スクリーンで見るのは、かれこれ25年ぶり位でしょうか?
何よりも家族みんなで観れる機会が訪れるとは、本当思いもしませんでした。
子どもが生まれる時、一緒に観たいDVDを買おうってなって、お嫁さんが選んだのがこの「トトロ」。
娘さんが2歳頃に観せたのですがこれが大ヒット、当時は保育園から帰ったら、休みの日は朝からと毎日観てました。
そんな娘さんが最初にマネしたのは何故か「カンタァ!」でしたw
息子さんはちゃんと観た事ないのですが、それでも何となく知っているのですよね。さすがトトロと言ったところでしょうか。
場所はシアタス調布。初めて訪れたのですがこれが良い劇場でした。
ULTIRAシアターはスクリーンも大きく音響も良い、こんな環境でトトロが観れるの最高です。
作品はもう何度も何度も観てるのですが、やはり心に響きますね。
作画面でもまっくろくろすけが最初にばっと消えるシーン、CGみたいな滑らかさで今観ても毎度すごいと思います。
メイと小トトロの追いかけっこも実に滑らかな動きですし、作品全体で見てもまるで古さを感じません。
埋めた実から木々が生えてくるシーンは、今でも心が震えるような感じがします。
あと個人的に、この頃位の久石サウンドが一番好きかもしれません。
主題歌もですが挿入歌も皆良くって、井上あずみの歌声が実にマッチしてました。
それと私は埼玉生まれなので、ちょいちょい懐かしい景色でもあるんです。
やはり今観ても、何度見ても良いお作品ですね。
帰りには息子さんが「トォトロォ! トォトロォ!」とエンドレスで歌っていました。
今回この企画をしてくれたシアタス調布、家族一緒に劇場で観れる機会を作ってくれて本当にありがとう。
世代を超えて心に残る、本当に素晴らしい作品です。
「ダメだね」と友人は言った。
当時、まだ宮崎駿のファンだった自分は公開されて、すぐに観に行ったと思う。
すでにトトロはアニメ誌などにイメージボードが出ていて、それがちゃんと作品となって公開された事が嬉しかった。
また金田伊功さんの作画が見られたし、糸井重里の声も、そんな変じゃなかったし。
しばらくして、やはりアニメファンの、ちょっと年上の友人と話す機会があった。
話が『トトロ』の事になると、友人は「ダメだったね」と言った。
「だって過去の設定にしちゃってるじゃん。もう現代じゃありえません、って言ってるわけじゃない。夢がないよ。『パンダコパンダ』は当時の日本を舞台にしてくれたわけじゃない。だから良かったんだよ」
あれが楽しめないとは、ひねくれた人だなあ、と思ったが、後年、自分も友人の言っていた事に「なるほどなあ」と思うようになった。
別に、現代を舞台にした『トトロ』が観たいわけじゃないけどね。
全てが魅力的で感動した。
『となりのトトロ』鑑賞。
*声の出演*
日高のり子
*感想*
だいぶ前に金曜ロードショーで放送され、録画しました。←今頃になって鑑賞しました。(^^;
ジブリの名作の一つ「となりのトトロ」は知ってますが、しっかり見たことがありませんでした。
面白かったです!トトロ、まっくろくろすけ、ネコバスがどれも魅力的で可愛い!
田舎に引っ越してきた父親とサツキとメイの姉妹も魅力的!
姉サツキは一見しっかり者に見えるけど、子供っぽさの一面も持ってた。妹のメイはわがままで無邪気で可愛い。可愛いけど、わがままだから大変そうww
田舎の風景が素晴らしく、とても癒されました。ストーリーは普通でしたが、全てが魅力的で、特に最後はめっちゃ感動しました!(^^)
真面目に、100年後の日本史に出る作品です。
戦後の日本の片田舎。トトロと出会った幼い姉妹の、不思議な体験を描く物語。
老若男女、分け隔てなく楽しめる、日本映画史(アニメ史ではない)に残る名作だと思います。
日本人の郷愁を誘う武蔵野の風景の中、幼い姉妹の不思議な冒険が描かれます。
五月の描かれ方が秀逸です。母親不在の中、母親役を担いながらも絶えず明るく前向きな彼女。その彼女が見せる涙、妹を探し走り回る息遣いが胸に迫ります。
彼女達を見守る大人達も素敵です。特に父親。突拍子もない姉妹の報告を否定せず、肯定的に返していく様子は、全ての大人に見て欲しいシーンです。特に「トトロは本当に居たんだもん」とぐずるメイに、「何時でも会えるわけではないから、会えたことは幸運なんだよ」と返すセンスには脱帽です。
後半、シリアスに転調したシーンの演出も見事でした。不安と恐怖を振り払うように必死に走る五月。その心情を、「BGM」ではなく、彼女の「息遣い」「足音」そして「迫りくる夕暮れ」で描写した演出。
その演出が見事だったからこそ、クライマックスの明るさがより鮮明に浮かび上がります。
声優さんの演技も見事でした。日髙のり子を始めとした声優陣は勿論、父親役を演じた糸井重里、お婆ちゃん役を演じた北林谷栄も秀逸でした。私は、俳優の声優起用に批判的なレビューをすることが良くありますが、このお二人にはノー文句です。
レビューを書いていても、不満な部分を思いつかない、私的評価5が当然の素晴らしい作品でした。
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