劇場公開日 1986年12月6日

「面白い映画になる要素があっただけに、厳しく評価してしまいます。IMAXの吹替が心配…」トップガン 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5面白い映画になる要素があっただけに、厳しく評価してしまいます。IMAXの吹替が心配…

2022年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

『:マーヴェリック』のおさらいとしてアマプラで再鑑賞。
確かこのころはバブリー絶好調の時代だったので、その派手で愉快だった空気感を思い出したい気持ちもありました。
そうだよ!この底抜けの明るさだよ!思いっきりバブリー満喫だよ!
このMV感がバブリー全開なんだよ!

で…ながら視聴(あかんやつ)のできる吹き替え版で鑑賞し始めましたが、これが大失敗!
こともあろうに主役・マーベリックの声がひでぇのなんの!声優(戦犯)誰やねん?
トム・クルーズの笑顔が、ただのニヤケ男に見えてくるから、めっちゃ不快。
さすがに耐えられなくなって、途中から字幕版でプレイバック。
『:マーベリック』のIMAXは吹替版なんだよなぁ…大丈夫かなぁ…?
チケット予約した回は&エクストリーム上映なのでめーっちゃ楽しみなのですけれど。

本作でやたら気になったのは、決して身長の高くないトム・クルーズが、ことさら背の低い男に見えるように撮っているシーンが多かったこと。
ちょいと意地悪じゃぁないですか。
あらあら、肝心のお話ですよね。

F-14エンジン全開の発艦&ドッグファイトシーンは圧巻でした。
そのもう一方の主役・トムキャットも、とっくに完全退役ってんだから、時の流れって残酷。
こんなものが必要じゃない世の中になればよいのですが。

この準主役(トムキャット)と、物語の基幹のラブストーリーが並行して、がんばってはいるんですよ。
でも、辛辣に言っちゃえばここだけ(トムキャット)だけが見どころ。
あとはスッカスカのお話。だが、バブリーだから許す。
てか!グースに死亡フラグ立てすぎ!その相棒を失った後のマーベリック挫折と葛藤の描き方も陳腐で薄っぺらかったかな?
ストーリーの山場は1981年の“シドラ湾事件”がお話のベースになっているらしいのですね。
ドッグファイトシーンはここで最高潮!

あと、確かにかっちょよく撮ってはいたけれど、プレミア価格が高騰するほどカワサキ・ニンジャが印象的だったかというと、ちょいと微妙じゃね?
こにあたりもバブリーのなせる業?

昔の映画らしくコンパクトな尺(110分)だったので、何度も繰り返すバブリー感を満喫しつつ、楽しんで観終えることができました。
そうそう、映画ってこのくらいの尺がちょうどよいのよ!
にしてもバブル時代って功罪はあるにせよ、楽しかったなぁ。(遠い目ぇ…)

野球十兵衛、