劇場公開日 1967年10月6日

「ワグネル兵士にも個人的な事情があったのだろうとの想いには至ったが…」特攻大作戦 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ワグネル兵士にも個人的な事情があったのだろうとの想いには至ったが…

2023年9月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若い頃はこういった戦争映画も随分観て
満喫していたことを思い出す。
この作品も劇場での鑑賞時は
面白く観た記憶があり、
その後のTV放映の際にも
観直したことがあったが、
懐かしさもあり、この度のTV放映を機会に
3度目の鑑賞とした。

しかし、歳を取ってしまったためか、
昨今はこういった戦争物には
あまり面白みも感じない中、
特にこの作品では、
中盤以降の冗長に感じるエピソードや、
リアリティを感じない展開が目に付き
心躍ることも無かった。
ただ、
主人公の少佐と将軍との遣り取りと
錚々たる顔ぶれの俳優陣による
囚人の個性と彼らの事情を描くシーンは
秀逸で、それが
現在のロシアで注目されたワグネルの兵士を
想起させ、
戦争で国民を都合良く利用する権力者を
思い出させてはくれた。

KENZO一級建築士事務所