「十年ぶりに鑑賞、世界観が本当に素敵過ぎる」時計じかけのオレンジ タヌキさんの映画レビュー(感想・評価)
十年ぶりに鑑賞、世界観が本当に素敵過ぎる
映画好きなら1度は視聴したことがあるのではないでしょうか。
私は中学生の頃にバチバチ映画マニアなりたて時代に母親から映画を観るなら、「時計じかけのオレンジ」は観とかないとね!との助言で十三歳ちょっとで観て、もはやアングラ的な芸術美を一心に浴びせられて何が何だか分からずに困惑して、ぽけ〜っと観ていた思い出の映画です。年若き中一女子にこれを勧める親も何なんだって話なんですが。
そんな多少のトラウマを抱えた時計じかけのオレンジを十年ぶりに鑑賞致しました。個人的にフルメタル・ジャケットも小ちゃい頃に親が観ていて、微笑みデブで有名な俳優さんがベルトで叩かれてるシーンがトラウマすぎたのですが、克服して観てみたら本当に面白くて沼の沼。
時計じかけのオレンジを見た感想は、序盤から字幕でのセリフの面白さが尋常じゃない!これはフルメタル・ジャケットにも言えることですが!
こんなに字幕読んでて小説のような重厚感溢れるようなセリフがあるのかと!!神かよ!!!!
映像の引きも最高、絵画やら色々な小物にアートを満足に頼ませてくれる。クラシックがとてつもなくマッチしてる。そして、中盤は突飛過ぎるような世界観ではなくなり普通の刑務所生活を見れるわけで、これが全体的に突飛過ぎる世界観だったら私は多分アートだよねコレッてね!で終わっていたかもしれません。
病室のシーン諸共何をとっても最高すぎます。皆さん、予告も最高にカッコいいのでYouTubeで検索してみてください。
スタンリー・キューブリックの映画は字幕で見るに限ります。セリフの一つ一つが映画への没入させてくれます。
そして、話の流れは単純ですが、音楽や映像ももちろん、セリフがどれをとっても素敵です。
自分がここまで時計じかけのオレンジをめちゃくちゃ褒めるとは驚いてます。みなさんもいい思い出がないようでしたら、克服するために観るのをおすすめ致します。
個人的最高!!個人的な感想になってしまいましたが。それでは!楽しい映画ライフを!!!