劇場公開日 1972年4月29日

「美術作品を映像にしたかのような作品」時計じかけのオレンジ Gomezさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0美術作品を映像にしたかのような作品

2017年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

まるで美術作品を映像にしたかのような作品。
自由に生きてきたはずが結局は政府の手のひらで転がされている皮肉。
しかし本人にとってはそれが自由。
結局人間は利用され利用することで廻ってるんだなあ...
それが良い事でも悪い事でも。
しかし出てくる人物人物全てが狂っている。
狂っている人物が正常に戻すと言ってもまた狂うだけの無限ループ。
「時計じかけのオレンジ」というタイトルがマッチしています。
印象的なセリフも良い。
非常にアーティスティックな映画。
暴力シーンや性的なシーンがあるので好き嫌いが完全に別れます。

Gomez