劇場公開日 1972年4月29日

「この星5は個人的な評価である。」時計じかけのオレンジ 皆友さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この星5は個人的な評価である。

2017年2月26日
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怖い

興奮

難しい

私はこの映画の狂気に惹かれている。だから正しく評価できない。しかし幾度も見返してしまうのだ。最後のシーンで、覚えてはいけないカタルシスを感じてしまう。それだけのために、何度も何度も見返してしまう。
普通に考えれば、ただの狂った男の話である。時間も長く、中だるみは激しい(これは2001年宇宙の旅もそうだ)。でも、私が言える欠点はただそれだけ。編曲されたクラシック、俳優たちの狂気の笑み、怒涛のストーリー、そしてあの特徴的なカメラワークに、「雨に唄えば」。
これは他人にすすめることはできない。そんなことをすれば自分の人格を疑われても仕方ない。しかし、これは個人的には傑作である。だから、星5をつける以外にない。あの時代の狂気を感じるのに、これほど素晴らしい映画はない。

皆友