トゥームストーンのレビュー・感想・評価
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う〜ん??
Charlton Hestonがちょっぴり出ていますが、彼が主演していた頃の西部劇と比較すると、現代的に味付けされて女性の格が上がり、色鮮やかなセットで見栄えは良いものの、俳優のアップがすごく多くて、映像に思ったほど迫力を感じませんでした。西部劇では、遠方からの長回しで映る壮大な景色も醍醐味の一つと思っているもので。映画館で観ていれば違ったのかな。
Wyatt Earpだけでなく、お兄ちゃんやDoc Hollidayもカッコいい作品でした。Val KilmerをJohnny Deppと見間違えているレビューがあり、確かに少し似ています。
“Revenge..... for..... being born.”
リアルで迫力の「OK牧場の決闘」!
西部劇。
有名な「OK牧場の決闘」を、史実に近い形で映画化した作品。
ワイアット・アープ役のカート・ラッセルは髭が立派。
ドク・ホリディ役のヴァル・キルマーがカッコイイ。
銃撃戦もリアルで迫力があり、満足度が高い映画。
「OK牧場の決闘」は1881年の出来事。
この年は、クリント・イーストウッドのUngorgiven(許されざる者)の設定と同じ年。
舞台となったTombstoneは、アリゾナ州にある実在の町である。
Tombstoneは、もちろん墓石という意味で、ゴールドラッシュ時代、山岳地帯の過酷な環境に関連してつけられた名前だそうだ。
現在は、舞台となったO.K. Corralとともに、町全体が西部開拓時代の町の生きた博物館として国の史跡に指定されているらしい。
google mapで見ると山岳地帯の中にあり、かっては過酷な環境だっただろうことがうかがえる。
アリゾナ州はメキシコと国境を接するアメリカ西南部の州で、ロッキー山脈と砂漠で有名。
3:10 to Yuma(3時10分、決断のとき)の舞台も同じアリゾナ州で、西部劇の本場となった地域である。
作品の基本に進歩が見られないアープ像
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
1993年の作品ながら、昔ながらの西部劇そのまま。いわゆるみんなが思い描く英雄としてのワイアット・アープ像を描いている。強くて恐れ知らずで傷つきながらも常に勇敢に強敵と立ち向かうという英雄像である。古い作品と比べれば映像や演出は洗練された部分も多いが、西部の英雄が悪と対峙するだけという基本的な部分でとても単純で50-60年代の西部劇から進歩がみられない。彼らがいかに強者かという素人相手の前振りも多くて、そこらあたりも昔のままな描き方で進歩がない。そういう昔ながらの単純な撃ちあいを期待している人にはいいのだろうが、制作時期を考えれば西部劇にも昔と違う何らかの進歩を期待していた自分には物足りなさをおぼえる。
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