天空の城ラピュタのレビュー・感想・評価
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名シーン満載の、傑作中の傑作
分かりやすい面白さを、最高のセンスで具現化
宮崎さんの作品の内でも、特に明快な作品だと思う。
飛行、強敵の破壊行為、伝説の秘境、健康的で清い少年と少女、純粋に楽しめる要素で構成していると言える。
だが、どんなものを人は面白がるのかという点には、とても鋭く思考されているのだろう。空に浮かぶ巨大な城、分かりやすく面白いが、それを考え出し的確にデザインしているというのは、並みのセンスではないと思う。
私は特に、竜の巣に飛び込んでから、bgm「天空の城ラピュタ」が流れ、ラピュタの全貌が現れるまでのシーンが、最高に好きだ。
竜の巣の中でパズーが父の幻影を見るところは、個人的にジブリでは最も泣ける。私は、アニメの主人公が何かを見てハッとするシーンが好きなのだが、このシーンはその中でもトップ級に気に入っている。
また、空間の表現が良い。上下方向に積極的に動き、ラピュタ、飛行船、パズーの家などの各場所がそれぞれちゃんと一まとまりの立体的な空間として感じられる。実際の建築や土地を撮影してアニメにしたかのような。場所の存在に説得力があるのはすごい。さりげない構図の妙で部屋や通路の位置関係を見せているのだろう。
「未来少年コナン」も最近観て、ラピュタとの類似点が多く見られたが、作画だけではなく、ストーリーの点でも「ラピュタ」の方が好みだと感じた。コナンは主人公補正で無敵過ぎたが、パズーはより能力的に納得しやすい設定になっていると思う。また、ヒロインの存在についても、「ラピュタ」の方がより際立ち、パズーとシータのどちらが主役かと問えば、両方であると言えるバランスになっている。
名作?違うだろー‼ 最低なアニメです!
最高のアニメーション映画でした
最高のアニメーション映画でした。 夢、 冒険、 スリル、 感動、 重厚なストーリー、 全部の詰まった理想的な作品でした。 まだ宮﨑駿監督に才能があった頃の作品なので、 誰にでも安心して推奨できます。
最近の映画はエログロに満ち溢れており、 低俗すぎるないように失望します。 そのような中で、 天空の城ラピュタ のような優秀な映画があることは、 一筋の希望と言えるでしょう。
なお、 フィクションなので、 当然 [ご都合主義] で作られています。 そこは許容しなければいけません。 [なぜ天空人が、 偶然にも天空の城を探して飛行機を作っている少年の真上から落ちてくるのか] など、 多くのあり得ない奇跡は、 きにしてはいけません。
子供の頃は分からなかった素晴らしさがあった
☆☆☆☆★★ ジブリNo. 1…と言うより、日本アニメーション史上...
☆☆☆☆★★
ジブリNo. 1…と言うより、日本アニメーション史上のNo. 1ではなかろうか。
前半から途轍も無いハイレベルなストーリー展開と、途方もない手書きの作画。
更に名場面の連続と。何度もテレビ放送され、その度に記憶に染み込むセリフの数々。
間違いなく心を鷲掴みにされる。
今回改めてスクリーンで鑑賞し思った事は。
この作品を傑作から名作へと押し上げた最大の功労者は、海賊ドーラの初井言栄だとゆう事。
今後も幾度となくテレビ放送され、その都度に新しいファンを拡げて行くだろう。ひょっとしたら新しいアフレコバージョンも出来るのかも知れない。
でも、ドーラ役だけは絶対に初井言栄バージョンでなければ、あの感動は果たして得られるのだろうか?
今回念願のスクリーン鑑賞が叶い幸せなひと時を味わいました。
上映終了後に大勢の拍手有り。ここでは異例。
(2017年8月18日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール)
すげぇ。
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