チャンス

ALLTIME BEST

劇場公開日:1981年1月

解説・あらすじ

ワシントン郊外。主人が亡くなり、行き場のなくなった中年の庭師チャンスは町をさまようことに。彼は屋敷の外を知らず、草花をいじり続け、テレビだけを楽しみに生きてきた男だった。やがてチャンスは政治をも左右する財界の大物ベンジャミンと知り合う。無垢な心を持つチャンスはベンジャミンや彼の妻といった人々を次々と虜にしていくが……。天真爛漫な庭師を通じ、社会を風刺したコメディ。ピーター・セラーズが名演を見せる。

1979年製作/124分/アメリカ
原題または英題:Being There
劇場公開日:1981年1月

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第5回 日本アカデミー賞(1982年)

ノミネート

外国作品賞  

第33回 カンヌ国際映画祭(1980年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ハル・アシュビー

第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ピーター・セラーズ
最優秀助演男優賞 メルビン・ダグラス

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) シャーリー・マクレーン
最優秀監督賞 ハル・アシュビー
最優秀脚本賞
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映画レビュー

3.0 ゆっくり話が進む

2025年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的に障害がある住み込み庭師で幼少時から家の外に一歩も出たことのない中年男が、雇い主の死とともに家を追われる話。

身なりは仕立ての良いスーツを纏い、言葉遣いや物腰も上品なので雇い主からの扱いが良かったことが伺える。
結果的にそのことが、出会った上流階級夫妻の勘違いを招く。

フォレスト・ガンプってこれを元に考えたのでは、と思ってしまう。
隔離生活していた異常さはトゥルーマン・ショーのトゥルーマンにも少し通じる。

コメディ扱いされるが正直コメディには思えない。
おかしな行動をしても男本人は至って真面目で笑わせる気はなく、悲しみもほとんど感じていない分、傍目からは哀れにみえる。悲哀の映画だと思う。笑い要素の強いクルーゾー警部とは違うピーター・セラーズが素晴らしい。

公開翌年に亡くなるセラーズの体調があまり良さそうに見えない。あまり動きがないのも撮影時にそういう影響があったからだろうか。
あまりに動きが少ないため、作品の冗長さは否めない。

本作でアカデミー賞にノミネートされたセラーズ。もっと長生きしていろんな作品を観てみたかった。

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まる

3.0 「この国では白人でさえあれば何だって手に入る」との黒人女性の皮肉発言は見事だったが…

2025年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全く知らない作品だったが、
調べてみると、なんと
・シュレンドルフの「ブリキの太鼓」
・ベルイマンの「秋のソナタ」
・レッドフォードの「普通の人々」
・スコセッシの「レイジング・ブル」
・リンチの「エレファント・マン」
などの名作がベストテン入りした年に
第7位に選出された作品と知って、
慌てて録画鑑賞した。

しかし、コメディと言ってしまえばそれまで
だが、私にはその制作意図の良く分からない
作品だった。

実はチャンスの知能の低さがそうさせている
だけなのだが、
彼の落ち着きぶりや心穏やかさから
周囲の人々の誤解や勘違いを招く
というお話。

チャンスの身元が分からないのが
FBIやCIAが彼の経歴を消す位の大物だった
からとの誤解等々、
そのレベルが拡大していく。
そんな誤解・勘違いの数々のエピソードを
上手く考えたものだなあと感心する一方、
少し御都合主義的にも感じてしまい、
展開に充分には乗り切れなかった。

そして、この誤解話をどのように
決着を付けるのかが想像出来ずに
観ていたが、
キリストの水上歩きの奇跡のように彼を
描いたラストシーン。
しかし、私には、とても
チャンスとキリストを同一視は出来ず、
この作品への理解を阻む一つの要因とも
なった。

この作品で、社会を風刺した意味ある箇所が
あったとしたら、
チャンスの元同僚の黒人の女性の
「この国では白人でさえあれば
何だって手に入る」
との皮肉の発言の部分だったろうか。

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KENZO一級建築士事務所

3.0 人をピカソようにマルチで見よ

2025年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

難しい

最初は何からも毒されていない子どものように生きなさい、と思ったがどうも違う黒人問題かとも思ったがそれも違う、他人の言葉を自分の価値観だけで判断してはいけない具体的に全体をしっかり聴いて出来れば他の人の意見も聴いて判断しなさいと そしてともかく聴く耳を持つこと。かなと思いました。

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からす

4.0 あるがままに

2025年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

幸せ

ドキドキ

チャンス(ピーター・セラーズ)は物心ついた頃から庭師として働いていた。
屋敷から出たことはなく、読み書きは出来ないので、テレビを見ることが大好きだ。
屋敷の主が亡くなり、追い出されてしまう。
町をフラフラしていたら、ひょんなことから大富豪の奥様(シャーリー・マクレーン)に拾われる。
二人の演技を観ているだけで幸せになれる。

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いやよセブン