アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
全87件中、41~60件目を表示
時代を先取り
原作2003年、映画化2007年。10年以上も前だけど。
「風に吹かれて」を歌うボブ・ディラン=神という設定。まさかこの後ノーベル賞貰っちゃうとはね。
最初は椎名(濱田岳)新しいアパートの隣人・河崎に、書店襲撃の話を持ち掛けられるなど。不思議な展開で始まり。
ペットショップの店主・麗子が「河崎を信じるな、あいつには気を付けろ」というと、河崎も「麗子を信じるな、気を付けろ」って、この二人なんかあったの?。ますますわからない。
加えて河崎(瑛太)が怪しいというか、うさん臭いにおいがプンプンして、何なんだこの人?。
現在の話Aに、過去の話Bが折々挿入しながら進んでいくのですが。これが、意外にわかりやすかった。普通だとごちゃごちゃになりそうだけど。メインの人物が絞られてるからかな。
麗子の「河崎はもういない」、河崎の「隣の隣は、隣の隣(つまり逆もある)」。ええー?。
前半の「???」が「!!!」に変わった瞬間でした。
ここからカチッとスイッチが入って、びっくり(驚)。
そっちかよ?!とムンクの叫び状態になること必至。
そういう過去があったから、今こうなっている。
ここネタばれなので、伏せます。
書いたら面白くない。
エンドロールに「文化庁」とありました。
同じアパートの住人であるブータンの留学生ドルジが出てくることで、ブータンの話がいろいろ出てきます。だからか?。
でも時々挿入される、「動物虐待」事件(冒頭に「動物は傷つけてない」って出てたけど)。これに後援するのはどうかと思うけどね。
伊坂幸太郎作品を観てみようと思い立つ
「風に吹かれて」が頭から離れない…
ザ・伊坂幸太郎
僕はこの映画の原作者、伊坂幸太郎のファンだった。
一時期原作者の本を狂ったように読んでいた。デビュー作から最新作まで。
ただ、お金が無かったから全部文庫本で買っていた。
その中でアヒルと鴨のコインロッカーは買わなかった。
あらすじを読んでもいまいち面白そうだと思えなかったから。
そのうち何冊も読んでいるうちに伊坂幸太郎のストーリーは大体先が読めるようになってしまっていた。この作品を買うことなく伊坂幸太郎に飽きてしまったのだ。
読めていない若干の悔しさと、久しぶりにアマゾンプライムビデオで見つけたときの懐かしさからこの映画を見ることにした。
ストーリーは伊坂幸太郎のよくある話といった感じ。
初めてこの人の作品に触れた人にとっては新鮮味があるだろう。物語の後半から予想外の結末に行き着くことになる。
ただ、この人の作品によく触れている人は、結末が予想できていたんじゃなかろうか。現に僕は予想通りの結末だった。
キャストもそれぞれのキャラクターにあっていると思うし、映画の撮り方も不自然なところはない。自然すぎるくらいに自然で、何も引っかかることなく、落ち着いて最後までみることができた。
話としては面白いが、興奮したり、感動したりする映画ではなかった。
そこかしこに原作者の世の中に対する批判的な思想が窺えるが、特に問題提起するわけでもない。
恐らくこの映画のストーリーも原作に忠実だろう。
毒にも薬にもならない映画だ。
これだけ批判的なのだから、僕は伊坂幸太郎のファンなんかではもうないんだろうな。
TUTAYAとGEOで平置きしてたんで鑑賞したんですが期待以下。 ...
本当はストーリーを説明したいのですが、まだ見てない方とかの為にあえ...
最高傑作ではないけども
コインロッカーは強引にこじつけ
なるほどってなる
意外!
全87件中、41~60件目を表示