劇場公開日 2009年6月20日

「苦しいだけじゃエンターテインメントとしては疑問符です」劔岳 点の記 マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0苦しいだけじゃエンターテインメントとしては疑問符です

2010年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

レビューの評価がえらく高いですが、僕は個人的には「惜しい」低評価です。

まず、この作品がドキュメントなのか、エンターテインメントなのか。

スタッフや役者さんたちの苦労は解るのだが、僕は(客は?)、出演者たちの荒行が観たくて映画を観ているわけじゃあない。
「ハッピーフライト」のレビューでも書きましたが、苦労をこれでもか、これでもかと繰り出してくる作品ってのは魅力無いんですよ、残念ながら。
「これだけ、頑張りましたよ」と前面に出されると引いてしまう。
あくまでさりげなく、スパイスとして、ファインプレーをファインプレーに見せないのが真のプロフェショナル。
そういう意味では、熱いんだけど、面白くないこの作品。
僕が言いたいのは苦労は苦労として認めますが、映画としての完成度はそれではとてもじゃないが不完全だろうということです。

題材、素材は良かっただけにもっと面白くできたんじゃないのと思う、惜しい作品となりました。

マロピ