「文明都市国家と自然共生部落」アポカリプト ずっ子さんの映画レビュー(感想・評価)
文明都市国家と自然共生部落
マヤ文明が崩壊へと向かう時期、ジャングルの中で自然と共に暮らしていた部落の長の息子、ジャガーパウが主人公。
文明とは無縁のインディオたちの生活。
マヤ文明の高さと派手さ、そこから生まれる傲慢さ。
それらが神秘さを感じる自然風景と共に、次々繰り広げられるハラハラドキドキな逃走劇や残酷なシーンによって展開される。
小さな部落が滅ぼされる。
ある文明も、また違った文明に滅ぼされる。
その連鎖に何を感じるか。
生きていくということの、生々しい残酷さ。
国家も家庭も、外からの力で壊されたと思いがちだが、実は既に内部崩壊しているところに隙が出来ているからなのだ。
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