劇場公開日 2007年6月16日

「息を飲むほどの力作」ゾディアック chocolateさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0息を飲むほどの力作

2007年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

脚本が見事だった。時間軸で新聞記者、刑事、漫画家と事件を正攻法で描いているのに、すごみのある映画になっている。ドリームワークス的手法を省いていてもなお、瞬時も集中力がとぎれなかった。プロの監督とスタッフで、演じるものの力量を120パーセント引き出した結果なのだろう。
背景の生活や文化も時代が反映されていて、これにも感心した。個人的には、バックにオールディーズの音楽が流れなかったことが唯一残念。監督、スタッフ、俳優のレベルの高さに打ちのめされた!

chocolate