28週後...のレビュー・感想・評価
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泳げるんかい!
続編という名の別モノ
前作が面白かったので、期待してみたが・・・
正直、ガッカリ
監督と脚本が変わるとここまで変わるのか・・・
何故かヒューマン・ドラマや家族愛を織り交ぜ
それが濃い作風になっている。
いや、このシリーズにそういうのは求めていないんです!
もっとドライな話と作風を期待していただけに拒否反応が・・・
つまらなくはないが、よくある普遍的な映画になってしまいました。
ロバート・カーライルが出演してるのに勿体ない!
前作観ていない方が普遍的な映画として楽しめるかも?
ゾンビ作品の金字塔
2008年当時 雑誌で見た「新感覚ゾンビ作品」としてこの映画が取り上げられていたのを思い出した。
つまり2度目
凄まじい感染力の速さに加え、従来のゾンビの設定が夢遊病者のように緩慢であるのに対し、フィジカルモンスター的に全速力で追いかけてくる設定は恐ろしい。
この作品は「28日後」の続編として描かれているが、登場人物は違う。
そして内容も濃くなっている。
このゾンビに被せるように設定されている物語の因果関係が非常に意味深に思える。
その中心人物が父であるダン
ようやく収まった最初のパンデミックから、ダンが引き起こした2度目のパンデミック
映像では指揮権はすべてイギリスに応援に来ていたアメリカ軍、または両軍にあるように見えるが、実際には特権階級があり、軍の指揮下をまったく無視して行動できることがわかる。
この穴こそ、まさにヒューマンエラーの根源
この特別枠は、いつも事件を引き起こす。
そしてこのダン
彼はゾンビに追われながら最後に妻アリスを見捨てる。
これが因果として最初のように描かれているが、実際一家の大黒柱として家族を養い守る重責は非常に重く、もうダメだとは言えないのが一般的だ。
この重責の中発生したパンデミックと、スペイン旅行へ行って離れ離れになった子供たち。
ようやく住む場所を見つけたのに、ゾンビ集団が襲ってきた。
あの状況下で妻を守ることは非常に難しいと思うし、概ね無理だろう。
パンデミックが収束して返ってきた子供たちに話したことは、方便であって嘘ではなかったように思うが、実家で母を発見したことから、姉のタミーは父が母を見捨てたと思った。
このことはダンの方便が嘘に変身した瞬間だったが、ダンにも自責の念がない訳ではない。
だから特権を駆使して妻が収容されている場所に潜入した。
アリスは感染した保菌者だが、発症しない特徴を持っていた。
これがキュアに繋がる可能性があった。
おそらくアリスも、あの状況下でダンが逃げたことに対し、卑怯者だとは思っていない気がした。
助かったという想いと再び子供たちに会えた喜びと、感染者という不安が入り混じり、夫に対する冷めた気持ちまで感情が動きにくかっただけだったように思った。
しかしダンは安易に「許された」と思い込んだことで、二次感染とパンデミックへとつながるのがこの物語。
この夫婦間の裏切りのような事案の背景には、ダンが今まで家族を養い守ってきた「疲れ」を感じる。
ダンは心のどこかで「自由になりたい」と思っていたのだろう。
最後の行動にはそう言ったことが現れるのだろう。
必死で一般地名を守ろうとしたドイル軍曹
彼らを逃がすために仲間の火炎放射器で焼かれる。
この犠牲心は、すべきことを全うする強い意思からくる。
逆に、ダンはアリスを見捨てた。
それ故、ラスボスのように描かれている。
ゾンビになったダンが執拗に子供たちを追いかけるように描かれるのは、ダンこそ自分が家族の犠牲者だと日々思っていたからだろう。
父が普段からそう思っているのをタミーは潜在的に感じていたのだろう。
母を見捨てたことを糾弾し、最後は射殺することになってしまう。
さて、
「28日後」の冒頭で描かれていたウィルスの根源のサル
特殊な実験に使用されていたようで、奇妙なのは世界中のネガティブな出来事のニュースがたくさんのモニターから流れていたこと。
彼らがいったい何をしていたのか?
この「28週後」でも描かれなかった。
ウィルスが一体何者なのかさえわかっていない。
ただ、両目の瞳の色が違ったアリス、そしてアンディには感染しても発症しない特殊性が現れた。
2002年から2008年 この間に練り込まれた脚本
伏線から回収まで意外に早いという特長がある。
そして前回よりも格段に面白さが増した。
この作品を軸に考えると、その後の作品はすべて亜種に感じてしまう。
恐るべしゾンビ映画だった。
28週後は、安全ではなかった…
2002年に公開された、サバイバル・ホラーを描いた『28日後』の続編となる本作。舞台は、感染した人間が凶暴となるウイルスが蔓延し、荒廃したロンドン。あれから15週後に感染した者が死に絶え、24週後からイギリス政府が壊滅した為、アメリカ主導で復興が始まった。その後、感染から免れた人々がロンドンに戻り、アメリカ軍の監視下の中でのが始まった、28週目が描かれている。
但し、キャストやシチュエーションは一新され、凶暴化し、ゾンビ化した感染者の襲撃を逃れた姉弟とそれを命がけで守る軍のスナイパーを中心にし、1作目とは関わりのないキャストが登場。また、今から17年も前の作品ではあるが、ロンドンをナパーム弾で焼き払うシーンやヘリコプターで感染者を薙ぎ倒すシーンは、当時としては最新のCGを駆使し、1作目以上にスケールアップした迫力ある映像を映し出していた。
ドンとアリス夫妻は、感染者から逃れる為に、郊外の家に身を隠していたが、そこも感染者に襲われてしまう。ドンは無我夢中で生き延びたが、アリスは感染者の餌食となる所から物語は始まる。街の復興が始まると、逃げ延びたドンのもとに、スペインに疎開していた娘のタミーと息子のアンディーが戻って来る。そこで、母の最期を涙ながらにきかせたドンだったが、子供たちは、自分の荷物を取りに、封鎖エリアとなっている自分の家に戻る。しかし、そこには死んだはずの母の姿が…。
パンデミックによるゾンビ作品というと、どうしても『ウォーキング・デッド』を思い浮かべてしまう。『ウォーカー』の場合、腐敗したゾンビの気味悪さとその動きに、ホラーとしてのリアルさがある。しかし、本作の感染者は、ゾンビというよりまだ生きた感染者であるため、動きも素早く、全力疾走のダッシュで追いかけてくるのは、怖さという点では、半減してしまう。本作は、ホラーというよりは、バイオレンス・アクション作品のように感じた。
出演者の中に、若き日のジェレミー・レナーが、子供たちを助けるアメリカ軍人の役を演じていた。また、子供たちの父親ドン役には、一時期、ハリウッド大作にもよく出演していたロバート・カーライルが務めていた。
28年後に向けた予習
ウィルスは長生きできない…?!
予習第2弾
前作の重厚なドラマ性にエンタメ性をプラス。
続編ではあるが登場人物は異なり、同じ世界を舞台にした第二弾という感じだ。前作と同様に重厚なドラマ性を纏っており、名優ロバート・カーライルを起用していることからもドラマ性を何より重視していることが分かる。
ただ、前作と物語り方が若干違うところがある。前作は主要キャラクターの目線から大きくブレることなく、概ね主要キャラクターの目と手が届く範囲でストーリーが展開されるのに比べ、本作は主人公きょうだい(+父母)がストーリーを引っ張りながらも、街を統制する政府(あるいは軍隊)の視点からの俯瞰するような眼差しが介在する。
もうひとつ異なるのは、前作がホラー映画的なエンタメ性をギリギリまで排していたのと比べ、エンタメ性を加味した作りになっている点だ。ストーリーの運び方、リズムの取り方が、観ていてとてもスリリングだと感じるような作り方をしている。そういう意味では、前作よりもストレートに「面白い」と感じる人も結構いるのではないか。
前作の二番煎じに陥ることなく、きちんとこの作品の個性を打ち出すことに成功している。安心しておすすめできる続編だ。
暇つぶしレベル
暇つぶしレベルでワザワザ観るほどの価値は無いように思う。
いわゆるゾンビ映画で多少の目新しさはあるものの、大枠では既視感アリアリの内容。
毎度のことながら登場人物のおバカな行動にイラつくのだが、この手の映画はおバカがいないと成立しないので仕方がないと諦めるしかない。
なお、ゾンビはアメリカ映画では絶え間なく作られ続けているが、日本ではさほど作られることもなく人気のあるジャンルとは言い難い。
その理由を日本は火葬だからとか、他にいくらでも題材があるからなどと説明されてきたが、どうも腑に落ちない。
というのも最近は、この映画を含めてウイルス感染由来が主流だし、アメリカでも他に題材はあるのにゾンビだけが突出して多い。
ゾンビ映画がアメリカで流行る本当の理由は、アメリカ人の本性をゾンビが体現しており、何かしらの要因によって常軌を失えば隣人であれ、友人であれ平気で襲い掛かるという内心の恐怖が根底にあるように思う。
暴動や自然災害が起きれば当たり前のように商店を略奪するような社会の根底にある狂気とも言える本性に対する恐怖が根底にあるような気がしてならない。
ワクチン作れんのかね、。
「28年後」の予習。「28日後」より映画として確実におもしろくなった。
ローズ・バーンは海外ドラマ「ダメージ」のイメージがずっと記憶にあるがとても魅力的な女優である。映画では軍の勤務医のような仕事をしていた。彼女は夫に見捨てられ28週前に感染者に噛まれた妻のアリスが発症することなく保菌者であることを検査で発見した。これがワクチンに繋がるのではと期待したが、夫との再会でキスをしたら夫が感染してしまいアリスを殺してしまう。それにより感染者が爆発的に拡大。もはや感染者と非感染者の区別が出来ないので軍は完全にせん滅させる為、すべての人の射殺を指示。むちゃくちゃな殺戮が始まる。映画を配信で見る直前にトランプがイランの核施設を攻撃したニュースを知ったので、アメリカ軍はすげぇことをするなぁ、と妙に納得した。兄弟2人(弟はアリスと同じ眼をしてる)は逃げた?ようなので次に繋がるのかなぁと思ってるが、、。とにかく「28年後」を見に行こう。
容赦がない・・・なさ過ぎる!
20年越しの最新作『28年後...』の前にシリーズ二作目
前作『28日後...』に輪をかけて容赦がなさ過ぎる!
前作と共通の世界、時系列は前作後の設定で主な物語は進んでいく
基本ジャンルとしてはゾンビもの(正確には違うが)
感染すると理性を失い凶暴化してしまうウイルスが広まった英国での物語だ
前作はそんな街中に急に放り込まれた男を明確な主人公として、走るゾンビのパニックムービー→怒涛のバイオレンスムービーという予想ができない急展開を楽しませてくれたのだが、今作でもそのスピード感を失われていない
おいおい、まじかよ。ダメだよ、やっぱり! だからダメって言ったじゃん!!
見ている最中はそんな気持ちになってくるから一見、既定路線を進んでいるようにも感じるのだが、そもそも映画を見始めた私はこの展開を予想していただろうか?
否。全く想像できていなかった
荒い部分もあるし前作が見事なラストだったため、取りようによっては蛇足感もある続編ではあるが、今作の容赦の無さでしか掘り起こされない感情があるのも確かではないだろうか
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