「ウイルス目線で見るとまた違う」28週後... へむさんの映画レビュー(感想・評価)
ウイルス目線で見るとまた違う
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最初に見た時は人類崩壊が再スタートするというドンとその子供2人のやらかしっぷりにイライラしましたが、それだけ視聴者に感情移入させるのがうまい映画だとも思いました。
ところでplague incというウイルスや疫病を広めて人類を駆逐するというゲームがあります。
そのゲームのようにウイルス側からすればこの映画の冒頭ではレイジウイルスの感染拡大に失敗したところからスタートします。
ところが、ドンの子供2人の身勝手な行動により、母親=保菌者を人類の居住権に届けることに成功しました。
さらにいきなりドンは監視の目を潜り抜けつがいである保菌者とチューし始め、粘膜接触に成功して再感染がスタートします(これは感染拡大のために人類の愛情や不信感を利用するplague incの仕様にも似ているかもしれません)。
当然人類側も感染エリアの人間を皆殺しにするなど激しく抵抗するわけですが感染したドンは大暴れするわ子供2人は逃げる逃げるわで瞬く間に拡大、ついに大陸にまで感染を広げることに成功しました。
人類からしたら勝手に禁じられたエリアに行って保菌者を連れてくることになって感染が広がれば抵抗して(この間泣き叫びながら軍隊から逃げるわけですが感染広めておいてなに被害者ぶってんだと突っ込まざるを得ません)、悠々と大陸に逃げてくる迷惑一家の物語です。
2週目を見る人はウイルス目線で見てみるとまた楽しめるなと思った作品でした,
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