大反撃
劇場公開日:1969年
解説
第2次大戦中の1944年、バルジ大作戦の前夜、ベルギー国境近くのある古城にアメリカ部隊がやってきて駐屯する。彼らの存在に気づいたドイツ軍が攻撃を仕掛けてくるが……。篭城したアメリカ軍歩兵小隊の死闘を描く異色の戦争アクション。
1969年製作/105分/アメリカ
原題:Castle Keep
スタッフ・キャスト
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2019年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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日曜の早朝、何気なくケーブルテレビのチャンネルをサーフィンしているうちに始まって30分程度経過した同作品に遭遇した。
なんとなく引き込まれ、結局は最後まで観てしまったが、シドニーポラック初期の監督作品だろうか。こんなにもアイロニカルな作品があったとは知らなかった。
印象的なシーンは数多かったが、見張り中のアメリカ兵の斥候が、自作の縦笛で少しスイングしたブラームスの子守歌を吹くと、薮の中から「ブラームスの子守歌はそんなんじゃない」とドイツの偵察兵に注意されるシーンが一番味わい深かった。
注意されたアメリカ兵は、ドイツ兵に促されて縦笛を薮の中に放り投げる。ドイツ兵は「なめらかな」旋律で子守歌を演奏する。すると…
芸術マニアの上官や、一週回ってしまったバートランカスター演じる隊長、闘うことに空しさを覚えてパン屋になろうとするピーターフォーク演じる兵士、同じく宗教に走るブルースダーンと思しき兵士。
皆、どこかに一癖ある役どころが、銘々に理由を見付けて闘い、銃弾に倒れていく。
歴史を踏みにじる戦争の狂気を、どこか静かなコメディタッチで描いた掘り出し物であった。次の放送日を見付けて、今度は冒頭から鑑賞したい。
2018年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1944年のベルギー、アメリカ軍が進軍してきて古城に駐屯する。
ドイツ軍の反攻に備えるが、古城にある美術品を守るために撤退すべきとの議論が起きる。
アメリカ軍とドイツ軍が欧州の文明を破壊する、というテーマが興味深い。