「まさにプレステージ、最後の最後まで素晴らしい奇術劇。もっと、みんなに知ってほしい。」プレステージ moon-yokoさんの映画レビュー(感想・評価)
まさにプレステージ、最後の最後まで素晴らしい奇術劇。もっと、みんなに知ってほしい。
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以前、映画館で見て、今回は 2 回目の鑑賞。
ノーランさんの作品は、ネタを知っていることで、より面白さを感じられる印象があるが、
こちらも、その手のタイプ。
メメント、テネットほどではないが、所々感じられる違和感の正体が2回目だと分かってニヤリとしちゃう。
これだけ豪華なキャスト、ノーラン脚本、監督なのに (個人的な印象だが) 世間に認知されていないのが、残念。
ダークナイト、インセプション、テネット、インターステラーなど、アクションが入った方が確かに面白いが、
メメントや、本作品のような脚本と演技でみせるノーラン劇も、是非、みんなに知ってほしい。
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2 人の主人公の師匠が「人は自分が見たいものを見ている」というニュアンスの話をするが、とても印象に残った。
ボーデンのアレについて、師匠は全てわかっていた。
だが、ボーデンをライバルとして認めるアンジャーには、それを信じることができない、想像できない。
終盤、アンジャーはアレの秘密を知ることになるが、その時の表情と演技は秀逸だった。
そして、映画を観ている我々もまた、アンジャーと同じ心境であったことにも気が付くわけです。とんでもない仕掛けだ。
ボーデンは初めから言ってたね「しっかり、ごらん」って(笑)
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