劇場公開日 2007年7月28日

「誰でも名シェフ‼️」レミーのおいしいレストラン 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0誰でも名シェフ‼️

2024年7月8日
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鑑賞方法:映画館

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多分、ピクサーの社内にはたくさんの優秀な人材がいらっしゃるんでしょうけど、今作のブラッド・バード監督こそ、初期のスピルバーグや宮崎アニメの躍動感とワクワク感を継承している方ではないでしょうか⁉️「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」を観ていると強く痛感させられます‼️そしてもちろん今作も前二作に負けず劣らずの傑作です‼️シェフになりたいネズミのレミーと、見習いシェフのリングイニがパリで出会い、絶品料理を生み出すまでがバード監督ならではの希望に満ちた作風で描かれております‼️注目は上へ下へと走り回るレミーのダイナミックな動き(アクション)と香り立つような料理のリアルさ‼️冒頭の老婆宅での大銃撃戦(?)からのパニック、続くボートで川への激流下りまで、まるで「インディ・ジョーンズ」‼️そしてレミーがリングイニの髪を引っ張って操縦しながらの調理シーンは、ダンスのようであり、日本のロボットアニメのようでもある‼️これまた男の子心をくすぐる‼️遺言書を咥えたレミーと悪徳料理長がパリの街中で繰り広げるチェイスも、バイクに追いかけられ、船から船へ飛び移りながら、ラストは咥えた遺言書がまるで翼のように、ダンボのようにレミーを羽ばたかせる‼️ホント疾走感と浮遊感と躍動感が融合した名場面‼️クライマックスのネズミ軍団による調理シーンも、実写だったらトンデモないことになるんでしょうけど、今作はCGアニメならではの楽しさに満ち溢れてますね‼️CGアニメなのにヨダレが出そうなリアルな極上料理の数々もホント素晴らしい‼️そしてラストの、最恐の料理評論家イーゴによる感動的な料理評が、この作品の品格を高め、CGアニメの枠を超えた最強のグルメムービーとしてるんではないでしょうか⁉️

活動写真愛好家