劇場公開日 2007年6月2日

「着眼点は面白い」大日本人 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0着眼点は面白い

2013年6月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

松本人志の映画監督第一作目。
いわゆる変身巨大ヒーローの実態を、擬似ドキュメンタリー方式で追ったブラック・コメディ。
“獣”と呼ばれる巨大生物?怪獣?と戦い日本を守ってるのに、その存在自体叩かれまくっている“大日本人”こと大佐藤。
確かに、ウルトラマンが実際に存在したらドエラい迷惑。怪獣と一緒になって街を壊してるようなものだし。
(ちなみに、空から飛んできたウルトラマンが着地したら、その街は大地震で壊滅するという)
私生活も妻や娘には嫌われ、獣が現れないと哀愁漂うニート状態。
ヒーローは本当はつらいよ。

無神経な取材クルー、冷たいメディアや世論。
これは松本人志自身の不満や疑問だろう。

ラストは突然、チープな特撮の実写になり、呆然。
映画として面白いかと聞かれると即答しかねるが、着眼点は面白い。

近大