「ハチャメチャなスパロウも、本作でしばしの別れ」パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
ハチャメチャなスパロウも、本作でしばしの別れ
少し間延びしたところはあるが面白い。
「デッドマンズ・チェスト」で海獣クラーケンに喰われてしまったキャプテン・ジャック・スパロウの再登場をどう演出するのか? この作品のひとつの見どころだが、活劇を期待したが、意に反して奇妙で明るいあの世を見せてくれる。これが、ふざけているようでマジメな内容だったりする。
ゲストのキース・リチャーズも愉しく、笑いあり、冒険ありの2時間50分はアッという間だ。いくつもの謎解きや目論みが絡み合う展開で、少なくても1回は見直したくなるだろう。ハチャメチャな娯楽活劇だが、生と死を語り、人としての生き様を問いかけてくる。
シリーズお決まりのエンドロールあとのひとコマ。うん年後の字幕は不要。最後のターナーのカットも不要だ。少女の瞳に眩い光が映りこんだところまでで充分なにが起こるか理解できる。このほうが歯切れもいいし夢がある。
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