「あ~!不快!!」ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 mori2さんの映画レビュー(感想・評価)
あ~!不快!!
大人気ファンタジー・シリーズ第5弾!とにかくダーク!ひたすらダークなこのシリーズですが、今回はこれまでより更に深~く、ダ~クでございます。
もおこれは、子供が観て喜ぶ映画ではございませんね。ダニエル君はじめ、主要キャストは皆成長して“大人”と呼べる風貌へと変化しています。シリーズ初期(特に1,2作あたり)の幼い面影は殆んどございません。ですからこのシリーズも、もお“大人のファンタジー”と呼んだ方がよろしいのではないでしょうか?
前述いたしましたように、本作も前作に輪を掛けて、全体的にドップリ画面が暗めです。それだけでも結構気が滅入ってくるのに今回更に不快なのが、イメルダ・スタウントン演じるドローレス・アンブリッジです。この“ピンクのブタ”が甲高い声と共にスクリーンに出てくるたびに、吾輩ムカムカしておりました。とにかく気分が悪い!腹がたつやら、ムカつくやら…とにかく不快!『頼むから、早く消えてくれ!!』と願っておりました。まあでも嫌われ役を演じてるわけですからここまで思わせるってのは、女優としては面目躍如ってとこなんでしょうねイメルダ・スタウントン(←この名前もいい加減ムズカシイ…(>_<)。
エマ・トンプソン、デイビット・シューリス、ブレンダン・グリーソン…と名優達がほんのチョットの出演でスクリーンからアッサリ消えちゃいます(死んじゃうわけではないですが)ね。特にマクゴナガル先生を演じるマギー・スミスのここ数作の存在感の無さは何なのでしょうか?最初の頃、この人確か“ホグワーツNo.2”だったような気がするのですが…。チョイ役でも、このシリーズに絡めたら俳優冥利に尽きるってことなんですかね。それにしても≪ネタバレ!≫ゲイリー・オールドマンの呆気なかったこと!
さあ、シリーズも残り2作。ラストを迎える頃には、すっかり“オッサン”と化したハリー(ダニエル君)が出てこないことを祈りつつ…(^^;。