ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のレビュー・感想・評価
全78件中、1~20件目を表示
感情不安定のハリー
Apple TVのレンタルで久々に鑑賞。
前作で闇の帝王が復活しましたが、誰も信用してもらえず感情不安定になるハリーが描かれています。私はハリーが終始苛立っている姿を見て、「こんな状況な感情がめちゃくちゃになっても仕方ないよね……」と同情してしまいました。
そんな状況でも、少しでもハリーを信じてくれるホグワーツ生徒を集めてダンブルドア軍団として結成し、決戦に備えようとする行動力から勇気を貰いました。特に、ハリーが呪文を教える立場になってネビル達に指導する姿から1作目から大きな成長が伝わってきました。
終盤には予言を巡る戦いにハリー達がヴォルデモードの手下に立ち向かう光景に興奮しました。さらに、不死鳥の騎士団やダンブルドアが加わったバトルシーンは、光と闇が激しくぶつかり合うような迫力がありました。個人的には、本物のムーディ先生の見せ場がしっかりと用意されていたのが嬉しかったです。
一方で、全体的に急ぎ足なのが気になりました。原作を未読なのもありますが、登場人物の要点がわかりにくく、情報を整理しながらついていくのが困難でした。
それでも、次作以降に向けた準備運動をする気持ちで見ることができました。
決死の闘い
くぅ〜っ!魔法省での最後のダンブルドアとヴォルデモートの戦いは見ごたえがありました!
どんどん暗くなっていくシリーズだけど、ここは欲しい所で助けに来てくれて、やっぱ、映画はこーでなくっちゃ!と、熱くなりました!
「君は悪い人間じゃない、悪いことが起こっているだけで。
問題は、良い道と悪い道、どちらを選ぶかだ。」ーシリウス・ブラック
「大切なものが増えるほど辛くなる。
いっそ、1人のほうがいい」ーハリー
「人生とは不当なものだ」ースネイプ
…誰しも人生のどこかの場面で困難に直面した時、そう思うのではないだろうか。
アーチの所の戦いでは、
「私の息子に近づくな!!」ーシリウス
に、胸アツ!!
シリウス・ブラックがこの回で死んじゃうなんて、本当に悲しい、、、!!
一人一人がキャラが立ってて、ストーリーを盛り上げてくれる。
真理をつく不思議ちゃん。
ベラトリックス凶悪!
アンブリッジのヒステリーすごっ
こーゆー人と働くのは大変なんだよな〜。
ついつい、ひっくり返るのが見たくて見ちゃいます。
公開当時は映画館で、その後何度も観たけど、今回はたまたまTVで鑑賞。
初めて観た時は次に繋がるのが楽しみでなりませんでした。。。
不思議ちゃん、私もデザートならいつでも食べられますよ😊
You Have to Admit Dumbledore's Got Style
Entering the darker half of the Potter saga, everybody is planning for real battle as Hogwarts is overtaken by a tyrnnical overprotective cat lady. Much of the thick source material is reduced to montage, making for a much more lightweight experience compared to prior. Harry's rise to the chosen one and Carter's wicked witch are well-played attributes in this increasingly green-screened adventure.
DVDゲットシリーズ200円。 わかったようなわからないようなオッ...
DVDゲットシリーズ200円。
わかったようなわからないようなオッサンには難しいファンタジーも5作目。ようやくあの鼻なしマンが悪の権化なのがわかった(笑)
今作は意地悪おばさんがほぼ主役だった。みんな成長しましたね。チュッ💋チュッ💋するハリー、ハーマイオニーではないのかね(笑)
映画「ハリー・ポッター」特別上映で観賞
いよいよハリー・ポッターシリーズも後半戦に突入。ダークファンタジーっぽさが漂いまくり。ハリー・ポッターに試練がこれでもかと降り注ぎますが友情で乗り越えていきます。4週連続で5~8作品目まで劇場公開しますのでハリーポッターファンの方々は是非映画館へ足を運びましょう。
困難に屈しない、ハリーたちの力強い成長を感じられる
ドラマシリーズが2026年から配信決定しましたね!とても楽しみにしています。
冒頭ハリーの悪夢から始まり、言論弾圧など終始暗い雰囲気の今作は今までの楽しい雰囲気とのギャップで胸が潰れそうになるシーンも多かったです。
学校と言う大人の視点からは狭い社会ですが、学生にとってはそれが全てといってもいい場所での弾圧や規則での締め付けと、それに抵抗するハリーたち。
一昔前には世界中のマグル社会で実際に行われていた恐怖での統治そのままの姿なのかな、と想像を巡らせるとフィクションの世界とはいえ他人事ではないなと思わせられました。
今自分たちが享受している平和も、決して当たり前ではないし細い針の上でバランスを取っているような不安定さなのかもしれないと昨今の情勢を見ていると感じます。
しっかりと世の中を見極めて、その時その時で最善の選択をしていくことが重要なのだ、と鑑賞しながら改めて感じました。
幸いにも日本は平和と呼べる世の中ですが、常に今できる最善を選び取っていきます。
ババアはピンクがお好き
あーあ、ハマっちゃった。もう最後まで観るしかないね。完全に子供向けから大人向けの映画になってきました。終盤だけだが、ようやく魔法対決らしくなってきてちょっとワクワク。シリウス退場したが、新たなレディが仲間に加わったね。見た目賛否が分かれそうだが、何か何処の学校にも居そうな不思議ちゃんキャラで、個人的には嫌いではない。初めマルフォイの親族っぽい顔してたから敵だと思ったけど笑
ダンブルドアとヴォルデモートの対決にちょっと期待したが、短くすぐ終わって残念。今後もっと激しいドンパチを乞うご期待だね。それにしても、前作からハーマイオニーの魔法使う頻度が極端に減ったのは何故?もう少し活躍が観たいかなー
見応え抜群、でも気持ちが整理できないまま
不死鳥の騎士団は全体的に見応えがあってとても面白かったけど、最後が、、、
シリウスが死んでしまったショックがまだ整理できないままシーンが変わり、明るい音楽が流れ、ハリー達が次を見据えるように映画が終わっていくことにちょっと着いていけなかった。
大作を映画時間にまとめるのは難しいのでしょうが、相当な重要人物だと信じていた人が割とあっさり消えてしまったことが物凄く悲しい。
無実も証明されていなかったし、ハリーとこれから家族になれるとも話していたのに…まだまだストーリーの要を担っていくと思ってたのに。もう少し時間をかけて悲しんでくれよ、気持ちが収まらないよ…と思った。
死の直前の戦いの最中、いいぞジェームズ!とハリーへ声をかけたシーンは最高だった。その一言でシリウスとジェームズの友情も、ハリーへの愛情も伝わるし、最期にシリウスがジェームズの存在を感じられたことも感動的だった。
また、ダンブルドアがものごっつい魔法を操って戦うシーンも凄く見応えがあって良かった。
キャラクターでは、今回でネビルの魅力にはっと気付かされた。思えば初めから友達を律するために3人に対したった1人で向かい合ったり、不遇な思いをしても怒りをぶつけたり捻くれたりせず穏やかさを保つことができるカッコいい人物だった。ダンス(前回)も魔法も直向きに努力して、危険に瀕した友の手を引いて、恐ろしくて堪らないであろう親の仇の前で声を上げられる強さがあって、魅力しかないのにここまで気づけなかったのが悔しい。ハリーポッターの中で誰より誠実な人と言えばネビルだと思った。
今まで真面目に見ることがなかったハリーポッターをちゃんと知りたいという思いで見始めたので、話に置いていかれるのが嫌で思い出せない人物や新しいキャラクターの経歴など分からないことはその都度調べながら見ていた。
VODだからできることで、公開時期に映画館で見ていたら、しかも前作を見てから日が空いていたら前半は結構理解しづらかったかも。
ファッジさんとか、今回が初登場だと思ってしまったと思う。フィッグさんやトンクス達も、一体誰だったんだろう?で過ぎてしまったと思う。パッドフット等の呼び名も理解するタイミングを逃していたら、何の会話をしているかよく分からなかったかもしれない。(英語圏の人ならニュアンスで察せそうだけど)
大筋の理解にあまり重要な部分じゃないから削られているとしても、こういう部分が気になる人はもやもやしそう。
賢者の石はみんなが楽しめる分かりやすいストーリーだったが、だんだん説明の省略が多くなり、原作ファンに向けた映画に寄ってきているような感じもする。
よりはまっていくファンの人、振り落とされてしまう人に分かれたら評価に差が出そうだなと思った。
あのペンはやばい
前作同様、最初からフルで見るのは2回目。
しかも相当前だから、細部は全然覚えてなかった。
最後の戦闘シーンだけは覚えていた。
さて、強キャラ魔法使いの不死鳥の騎士団がいきなり大集合。
シリウスに加え、久しぶりにルーピン先生も出て来て嬉しい。
ムーディも出て来たけど、あんな失態しといてシレッとリーダーなのは、やはり実力は飛び抜けているんだね。
一人だけバイク風の箒だし、なんかアラジンのジャファーみたいな杖だし、安心感凄い。
アンブリッジは当然ワザと腹立つキャラにしてるだろうけど、ほんとイライラする。
たまに現実にもああいう人いるよね。
ルーナはここで初登場だったんだね。
めちゃくちゃ可愛い。
ハーマイオニーに引けを取らない。
これは人気出るのもうなずける。
五年生。死が目の前を掠めていく。自分の身は自分で守りたい。
前提として
・多分3回目(字幕&吹替)。
・原作は未読。
・『ハリーポッター』シリーズは『~と炎のゴブレット』まで視聴済。
・デビッド・イェーツ監督の他作品は未視聴。
めちゃくちゃ好き。
ハリポタ映画の世界観を決定づけた、衣装・音楽・建造物・VFXなどが随所に観られる。明暗のバランスも良い。暗めではあるが暗すぎない。闇の中の光を強調している。
まずは展開。かなり良い。
冒頭はお約束のダドリー家。ただし、いつもと毛色が違う。ホラー映画さながらの始まりから、ヴォルデモートの影響力が垣間見える。
これもお約束、ウィーズリー家との合流。うーむ、心地がいい。シリウスとも再会。家族としての会話がいい。
学校生活には楽しみがいっぱい。それをドローレスが制限しまくる。学生としてのストレスと、その発散までのカタルシスが楽しい。フレッドとジョージがいい味出してる。
そんな青春もお構いなしに動き回るヴォルデモート。一人苦しむハリーと、それを支えようとしてくれるロンとハーマイオニー。
そして後半。呪文によるバトルが勃発!この展開もアツいんだ……!!
生徒たちの成長が観られる前哨戦。危機に駆け付ける騎士団!そしてまさかのダンブルドアvsヴォルデモート!!
終盤では悲劇が訪れます。僕たちも大好きだった、あの……
でも希望に満ちたエンドで終わるのが今作の好きなところ。
次にキャラクター描写。これもかなり好印象。
ハリーはめちゃくちゃ疎外感を感じる。が、終盤でカタルシスに至るまでの要素は揃えてくれる。つまり挫折しても立ち上がるまでの過程があの短い時間に詰まっているということ。観ていて純粋に応援できるし、共感もできる。急に主人公感出てきたね。あとお兄ちゃん感もすごい。年下のナイジェル(映画オリキャラらしい)を庇うシーンとかまさにそれ。見た目といい経験値といい、頼りがいがある。
ロン、めっっっっっっちゃ良い役回り。永遠の親友ポジ。どこまでハリーが自信無くしてもずっと信じて励ましてくれる。ずっとそこに居てほしい。ポンコツ感は相変わらず。でもそれがいい。
ハーマイオニーは二人との距離感がかなり近づいた様子。ただ親友として居てくれるのが良い。ハリーを尊敬しつつも、恋仲を茶化す。
ロンもハーマイオニーも、ハリーのそばにいてくれる心優しき悪友と言った感じ。特に、打倒ドローレスで結託する三人組が微笑ましい。
ネビルはめちゃくちゃ努力家なところを見せてくれる。どうしたネビル。いつからそんなかっこよくなってきたんだ?!応援してるぞ!!
新キャラのルーナは、儚げな魅力がある。親と死別した、他の人には視えないモノが視える、などハリーとの共通点も多い。ハリーのメンタルに陰ながら大いに貢献してくれるので活躍ともに観ていて楽しいキャラ。ネビルと良さげなコンビだったが果たして……?
チョウはハリーといい雰囲気。本格的にロマンスが観られます。が、最後の扱いが可哀想すぎる……カットの余波食らってない?
ジニーの表情にも注目。成長とは裏腹に、恋敵が現れた彼女の心情やいかに。
あと、シェーマス。今作では地味に重要な役どころ。手のひらをクルクル変える生徒たちの心情とヘイト管理を担ってます。彼のシーンを挿しこんだのは英断。
生徒以外のキャラクターもみんな良い。
特にシリウス!本当に良い!!しゅき!!!
ハリーにとっての唯一の家族であり、人生の指南役でもある彼。本作のキーキャラクターです。暖炉から顔を出す演出が変更されてたのには笑っちゃった。
ほぼゲストキャラクターのドローレス。彼女が前半のヘイトをかっさらっていく。性悪で絶妙にムカつく感じと、クセが異様なまでに強いのが記憶に焼き付いてしまうほどの強烈キャラクター。演技が素晴らしい。
ただ正直、彼女への仕返しが一回分余計だった気がしなくもない。でもスカッとはするしなぁ……
逆に後半のヘイトと強烈さを持ち合わせるのがシリウスのいとこ、ベラトリックス。"ザ・魔女"といった言動で強烈に引き寄せられる。
……待ってこいつ、いとこなのにこんなことするの?マジ???
マグゴナガル先生とかダンブルドアとかスネイプとか、色々と書きたいことはあるけど割愛!見どころ満載だからキャラクターにも注目して観てほしい。
衣装も洗練され、確立したように見える。紆余曲折を経て、ここに至ったと考えるとすごく感慨深い。
建築物も同じく。ホグワーツ外での冒険も描かれるため、その様子も見どころ。魔法界の細部が広がる。
音楽も名曲揃い。イチオシは『Flight of the Order of the Phoenix』。今ではシリーズ代名詞の一つみたいな顔してるけど、今作からじゃないか?
あ、そうそうVFXのレベルも一つの到達点を迎えたと思う。雰囲気も世界観もマッチしているのが妙技。
ファンが観たかったものを入れつつ、物語を進めながら、感情のアゲサゲもさせてくれる。比喩的表現も多く、全体を通して「巧い」の一言!
ワクワクさせられっぱなしで、観て良かったと思える一作。シリウスもしっかりと絡むので『~とアズカバンの囚人』も見直したくなる。
初めから終わりまで大満足のハリポタ。そんな作品。
いよいよダークさが増して、クオリティが上がってくる。
5作目、つまりハリーがホグワーツで5年生になったということだ。
本作は物語の展開もかなりダークになっている。
物語としては下記のようなもの。
人間の世界にディメンターが現れ、それを撃退しようとして魔法を使った。
それが原因でハリーはホグワーツを退学を通達される。
しかし、「不死鳥の騎士団」が迎えにきて、隠れ家に移動する。
どうやら、ハリーの退学には、魔法省がからんでいるようだ。
そして、ホグワーツに新しい教師がやってくる。魔法省から派遣されてきたドローレス・アンブリッジだ。
彼女は学校を改革しはじめるが、その背後にはヴォルデモート卿の復活があるようだ。
今まではヴォルデモート卿という存在がどこかぼんやりとしていて、彼の影響下にある人物や信者みたいな存在がハリーを攻撃してくる、という印象だったが、前作で不完全ながら復活の予兆が見られた。そのこともあって、ラスボスが明確になってきた(「賢者の石」の冒頭でヴォルデモート卿がラスボスであることは語られていたのだが、実体がないと印象が薄い)。
ヴォルデモート卿の存在が濃厚になってくると、物語のトーンが暗黒化してくる。英雄譚では死の世界を旅するパートが設けられており、本作あたりから、そういうパートになっている。
もはや「賢者の石」の頃の子どもらしい明るさは皆無であり、ダークファンタジーになっている。
本作の製作費は222億円。興行収入は1,395億円。前作「炎のゴブレット」よりも製作費は5億円ダウン、興行収入は100億円アップしている。これはハリー・ポッターシリーズ中の4位。1位は「死の秘宝 PART2」、2位は「賢者の石」、3位は「死の秘宝 PART1」。つまり最初と最後を除いた、中間のエピソードでは一番売れたということだ。
かなり暗い話だと思うし、シリーズものでは徐々に売り上げが落ちていくのが普通なのに、5作目にしてこの人気というのは、すごいことだ。もちろん映画の売り上げは、プロモーションや、競合作品次第というのもあるので、作品の質が良いからだ、とは言い切れないが、ダークファンタジー好きとしては、このあたりからパワーアップしてきた感がある。
そして、宿敵の姿が明確になってくると、ハリーは戦いに身を投じ、仲間を巻き込まないようにする。ここで、ハーマイオニーたちはハリーに仲間とはなにか、ということを伝える。
本作がいかにおとな向けのダークファンタジー路線になってきたとはいえ、伝えるメッセージはただ一つ「きみはひとりではない」ということなのだ。
強い問いは強い物語を生み出す。J・K・ローリングの抱えていた孤独の深さは想像もつかないが、それゆえに彼女はこの物語を生み出せた。人生とはどう転ぶかわからないものだと、つくづく思う。
成長の物語へ
『炎のゴブレット』以降は、ストーリーの割合が増えている。
本作は魔法学校を中心としたファンタジー作品から
闇の魔法使いとの闘いを描いたストーリー・アクション映画へとシフトしている。
これまでのハリーポッターはエクスペクト・パトローナムの習得以外にはあまり成長が感じられない主人公で
精神性が『賢者の石』からほとんど変わっていなかったり、
技術的に難しい魔法を使って問題解決するなどの描写がなく、
人間関係の広がりも小規模
シリーズものとして割と致命的な問題だと思っていたが、
本作ではストーリーも動いたことでその辺の成長がみられた。
これは良い変化だった
前作のようなわかりにくいストーリー構成ではなく、2部構成になっているのが良かった
ややアンブリッジのホグワーツの恐怖支配場面の尺が長い気がするが、
その裏で生徒たちの訓練をしているので後半の対決シーンが活きてくるので善し悪しがある。
出来ればその支配にも魔法が関わっていると面白かったのだが
見所は
・冒頭の飛行シーン
・魔法省は必見(ここで+1点)
・ネビルはもう一人の主人公
・支配からの解放、因果応報
・訓練の結果闇の魔法使いと戦えている生徒たち
『アズカバンの囚人』までの魔法世界の描写が良すぎたのでやや物足りなさを感じるが
映画としては楽しめる
前作『炎のゴブレット』よりは映像が鮮明になり、内容はホラー路線から...
前作『炎のゴブレット』よりは映像が鮮明になり、内容はホラー路線から軌道修正している。
セットやアイテムには拘りを感じる。それを見せたがるようなカメラワーク。
登場人物が多いので名前を覚えると楽しさは倍増すると思う。
ハリーポッターとピンク婆アンブリッジ先生。
内容は、ハリーポッターシリーズ作品の第5作目にあたる不死鳥の騎士団の映画化。主人公ハリーポッターや取り巻きの其々が成長や老化しながも二項対立の軸がハッキリとしていく助走感の強い作品。
印象的な台詞は『父親と同じく怠け者で傲慢で弱虫だ。卑劣な男だ』スネイプ先生がハリーに投げ掛ける自分自身の告白めいた言葉。何よりハリーの事を思っている行動が先生として際立つ所が面白かった。
印象的な場面は、今回も走りすぎる場面が多いので???がつく場面が多いですが、目玉はピンク婆アンブリッジ先生につきます。毎回問題のある闇の魔術防衛術の先生が今回は、より分かりやすく魅せてくれました。演技🎭が素晴らしい憎まれ役はドラゴ以上に効果あったと思います。今回のオチに当たる『嘘はいけません!』は皆も大きな解放感を得られたのでは無いでしょうか。
印象的な立場は、イングランド🏴の中にある魔法世界との説明がサラッとされていたのとアイランドの血族による差別意識や階級意識が上手く表され顔に出さない感情表現への徹底ぶりが良かったです。
終始ヴォスデモートとの対決としてますが魔法省とホグワーツの内輪揉めで三つ巴の争い。善悪では割り切れない人間の性に焦点を当てながらも、対立軸のはっきりした見やすさは違和感を覚えます。
個人的には、真実薬💊が使われたチャンチャウに対する謝罪が無いまま終わり、スッキリしませんでした。ハリーはモテモテです。、毎回新キャラクターやら先生方の通称や昔の関係性が端々に盛り込まれ言いっぱなしで補完話はスネイプ先生ぐらいで実成長時間との勝負で大変そうだなと感じます。成長著しいドラゴとダドリーには驚きます。いつの間にかハリーちっちゃくなりました。
置いてかないで〜
段々作品がダークちっくになってきて益々置いてかれてる
ずーっと重くて暗い空気が漂っていて不穏
アンブリッジに終始イライラ、ハリーがキスをした位しか感想はないです
何が何だかよくわかんないけど次も頑張って観るよ!!
ようやく本編が進行するが、微妙だった!!
イェーツ監督に変わり、以降ファンタビまで同じ作風の予感がしました。やっと本編の進みましたが、魔法省の妨害や軍団の編成は単なる尺稼ぎに感じました。敵はハリーにしか用事がなく、案の定ハリーたちだけで戦っているので軍団は必要ないし、このストーリー構成は疑問に感じました。次作で「ロード・オブ・ザ・リング」のような合戦シーンがあるのかも知れませんが、それは一本の映画の中でやって欲しいです。終盤の対峙を見るに、最終作までこんな空気なんだろうなと思いました。
戦争への過程。
ハリーはただでさえ思春期で、繊細で、イライラしているところに加えて、
・セドリックディゴリーは亡くなる
・ヴォルデモート復活
・それを周りが信じない
・ヴォルデモートと思考が繋がってしまい寝てもうなされて休まらない
・マグル街にまでディメンターが現れて守護霊呪文を使い、尋問にかけられる
・魔法省(ファッジが省庁、子分は忠誠心大好きのドローレス)がホグワーツを干渉し、ドローレスというピンク教科書おばちゃんが学校で権限を増していく
・ダンブルドアがヴォルデモートを刺激しないためわざとハリーを遠巻きにする
抱えきれないほど悩む事たくさんなハリー。
心の余裕がなくなり、カッとしやすくピリピリしている。
感情がスプーン一杯のロンがいなければもっと交友関係は荒れていただろう。庇ってくれるロンにさえピリピリしてしまうハリー。
ピンク教科書おばちゃんは典型的イギリスおばちゃんに見えるが、実際、残酷で手段選ばず、自分への忠誠が絶対という人間。ファッジの子分として、都合の良い決まりを次々にもうけては生徒の自由を奪い、禁止し、罰で支配をして権力を得たいだけのおばちゃん。
みんなが手を焼くこのおばちゃんに禁止されて、ヴォルデモートが迫っているというのに、闇の魔術への実践的な授業が受けられなくなった生徒達は、ハーマイオニーとロンの提案でハリーを講師にして密かに団結しダンブルドア軍団を結成して、戦い方を学び始める。
命の危機に何度も瀕しているハリーは、これまで戦ってきたことはすごいのではなく、殺されるか目の前で友達が死ぬかの命からがらだったんだと話す。
まるで戦争で勲章を得た人の言葉。
魔法省と闇側と立ち向かうもの達の集団同士の対決に子供が巻き込まれていく。規則や法や校則で縛り、有無を言わせず自由が阻まれていく。教科書命は思考統制。気付かぬ間に忍び寄り支配を増やしていく闇。まるで戦争への過程。
それを子供達が自分の頭で考えてどう立ち向かうか知識を応用させ実践に移していく事を、良しとするのがホグワーツ。統制は取れていないけど、根幹を大切にするダンブルドア。
ダンブルドア軍団のメンバーの集まりが本作の楽しいところ。
・エクスペリアームズ武器よ去れ
・ストゥーピファイ失神の呪文
・レダクト粉々
・エクスペクトパトローナム守護霊の呪文
こればっかりなのだが、興味の範囲だったクラスメイト達が真剣に取り組み力をつけていく。
迷う事なく不死鳥の騎士団で戦うと言うハリーだが、他のみんなはどうしていくのか。戦いに参加して平和のために活動しながら、家族を守り日常生活を送っていかれるのか。万が一亡くなれば子供も皆殺しにされたり、子供が孤児になったりする。
戦争は本当に恐ろしい。
光と影両方あり、どちらを選ぶかでその人が決まる。
シリウスが言うその通りだが、そんなの通用しない、ルシウス家のような例もある。
「もう危なくなることはしない。大切に思うものが増えれば増えるほど、失った時が辛くなる。だからもういっそ1人のほうが良い。」とハリーは言っていたが。
ハリーの予言を求めてヴォルデモートが来る魔法省秘密部のデータセンターのような場所に、ハリーだけでなく友達も危険を承知で来てくれた。
ダンブルドアと騎士団が来るまでの間、みんなでどうにか対抗する。
が、今作ではシリウスが亡くなる。シリウスのいとこのベラトリクスに何の躊躇いもなく殺されてしまった。
ハリーはまた家族を失った。
でも、ハリーには、ヴォルデモートと違い、恐怖で支配をしなくても自分のために戦ってくれる、友達がいる。心を暖めて安心させてくれる想い出が人を強くする。
ハリーに全部ひとりで抱えるなと言ってくれるロン。
ロンとハーマイオニーも随分通じ合ってきた。
ハリー、チョウチャンとキス、セドリックディゴリーの写真の前で!!同じく母を亡くしたルーナとも心が通じ合う。スネイプもハリーがヴォルデモートに操られないよう、呪文をかけた相手の感情や記憶を読み取るレジリメンス呪文に抗う訓練に随分協力してくれて、実際乗っ取られずに済んだ。
人間関係はうまくいっているようで、、
ハリーの父がスネイプを卑劣に快楽的にいじめていた事実。。
「人生とは不当なものだ」と語るスネイプが、虐められたその記憶を克服しながらも、ハリーにも憎しみを転移させながらも、闇への対抗に手を貸している、自己統制の強さ。闇に系統もしたが、戻ってきたその人間性の積み重ねこそが、生徒にとって精神鍛錬の教科書である。
ダンブルドア軍団ルールその1。ダンブルドア軍団のことを口にするな。
魔法ファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズの第5作。
復活したヴォルデモート卿に対抗するため、ダンブルドア率いる「不死鳥の騎士団」が再び結成される。
しかし、闇の帝王の復活を信じたくない魔法省は、ホグワーツを統制するため上級次官ドローレス・アンブリッジを送り込む…。
○キャスト
ハリー・ポッター…ダニエル・ラドクリフ。
ロン・ウィーズリー…ルパート・グリント。
ハーマイオニー・グレンジャー…エマ・ワトソン。
ヴォルデモート…レイフ・ファインズ。
シリウス・ブラック…ゲイリー・オールドマン。
セブルス・スネイプ…アラン・リックマン。
ミネルバ・マクゴナガル…マギー・スミス。
シビル・トレローニー…エマ・トンプソン。
セドリック・ディゴリー…ロバート・パティンソン。
新たなキャストして、アズカバンに収監されているデス・イーター、ベラトリックス・レストレンジを演じるのは『ファイト・クラブ』『チャーリーとチョコレート工場』の、名優ヘレナ・ボナム=カーター,CBE。
原作はJ・K・ローリング。
〈ダンブルドア軍団ルールその1、ダンブルドア軍団のことを口にするな。
ダンブルドア軍団ルールその2、ダンブルドア軍団のことを絶対に口にするな。〉
『ハリー・ポッター』シリーズも後半戦に突入。
実は『ハリポ』シリーズは『炎のゴブレット』までしか鑑賞したことがなく、この『不死鳥』以降は全くの未見。原作は全巻、リアルタイムで一応読んでいるのですが、正直言って惰性で読み進めていたのでほとんど覚えていないのであります。
というわけで、かなり新鮮な気持ちで本作を鑑賞したことを報告しておきます。
まずもって思ったこと。
これ『スター・ウォーズ』?
今回初めて魔法使い同士のガチバトルが描かれた訳だが、良い者の光は緑、悪者の光は赤と、かなり分かりやすく視覚化されていた。…わかりやすいというか、これ『スター・ウォーズ』そのまんまですやん…。
ダンブルドア先生の声が永井一郎さんだということもあり、なんだかヨーダvsドゥークー伯爵の闘いを思い出した。関係性も似てるしね。
ヨーダの「腕を上げたのう、かつてのパダワンよ。」というセリフが大好きなんだけど、それは今は関係ないですね💦
映画における超能力バトルシーンは好物なんだけど、『ハリー・ポッター』でそれを観たいかと言われると…。
『ハリポ』にはもっとファンタジー要素で楽しませていただきたい。バトルとか別にどうでもええねん。
大体、ダンブルドアとヴォルデモート以外の魔法使いたちの攻撃はただ光線を飛ばすだけで面白みがない。
これなら拳銃でも良くない?…なんて言うのは野暮ですよね。
原作は上下巻あり、総ページ数1300を超えるというシリーズ最長の作品。
この超大作を2時間少々にまとめ上げたことは賞賛に値する偉業だと思います!
しかし、情報を圧縮してしまったことに対する弊害も見受けられる。
ぶっちゃけ言ってしまって、今回の映画は目的がなんなのかさっぱりわからんかった😅
これまでのシリーズ作品は、タイトルを見ればどんな物語なのか一目瞭然だった。なおかつ、ストーリーラインも単純なのでスッとお話を理解することが出来た。
しかし今回は、不死鳥の騎士団というものが存在する、ハリーがその騎士団を真似た学生組織を作る、というところまではわかるのだが、そこから先の物語をどう進めたいのかが最後まで不透明だったため、興味が全然持続しなかった。
冒頭で「今回のお話の目的地はここです!」みたいなものを提示してくれないので、今自分は何を観ているのだろう?というモヤモヤが最後まで付き纏う。
映画のクライマックスも、正直言って何やっているのかさっぱりわからん。
ヴォルデモートはハリーの「予言」ってものが欲しかったらしいんだけど、それって何?なんかスノードームみたいなものに入っていたけど…。
誰が予言して誰がスノードームに詰め込んだの?それを保管しておく意味は?
そもそもヴォルデモートは何であれを欲しがったの?すごく抽象的でどうでもいい内容だったけど…。
もう何が何やら全然分からん!!原作読めばわかるのかな?仮にそうだとしたら、映画だけでわかるようにしてくれよ!!
なんかシリウス・ブラックが死んじゃったけど、ここも何が起きているのかよくわからんかった。あのアーチなんなの!?
正直シリウス・ブラックって殆ど出番がないから、死んじゃったところで「あっそう…」って感じ。しかもオビ=ワン・ケノービくらい殺される描写があっさりかつフワッとしているので、驚くほどなんの感情も湧き上がらなかった。原作はもう少しエモーショナルだったような気がするんだけどね。
という事で、今回鑑賞して頭に残ったのは、ピンクのババァがクソムカつくということだけ。
このババァ、本当に凄まじいほどのクソババァで、映画史を遡ってもここまでのクソババァはなかなかいないのではないでしょうか?
ヴォルデモートやベラトリックスなんか目じゃないくらいの邪悪だった😈
「自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ…」という名言が『ジョジョの奇妙な冒険』にありますが、まさにアンブリッジはこのもっともドス黒い『悪』そのもの。
ここまで胸糞悪い悪役にはなかなかお目にかかれません!
アンブリッジの何が嫌かって、リアルにもこういうババァ結構居るよなぁ…と思い出させてくれるところ。
この辺はJ・K・ローリングの人物描写の巧みさなんでしょうね。
そしてアンブリッジを演じているイメルダ・スタウントンの演技が素晴らしかったということでしょう。
ヘレナ・ボナム=カーターの存在感が霞むほどの強烈なインパクトを残してくれました。
今後イメルダ・スタウントンを映画で見かけたら、善人の役をやっていても「このクソババァ!」と罵ってしまうかも笑
もう一点心に残ったところは、やはりあの「スネイプ先生の過去」でしょう。
ここは原作を読んだ時にもめちゃくちゃ驚いた。
聖人君主として語られていた人物が実は…。という展開は創作物には多々あるし、現実世界にもありがちなんだけど、ここまで上手く物語に落とし込んでいる例はなかなかないのでは?
これまでのスネイプ先生の言動の理由が明らかになり、彼の見え方が180℃変わってしまうという、素晴らしい過去回想だと思います。
こういう人間の二面性みたいなものをしっかりと描きこめる。J・K・ローリングの作家としての確かな手腕を感じずにはいられません!
という訳で、なんやかんや不満もあるものの総評としては結構楽しんだような気もする。
陽キャの権化フレッド&ジョージのパンク・スピリットには、フリットウィック先生と同じようにガッツポーズしたくなったしね👍
ヘレナ・ボナム=カーターが出演しているということもあり『ファイト・クラブ』を想起させる、『ハリポ』史上最も血の気が多い一作でありました。
※なんかチョウ・チャンが可哀想な感じになっていたけど、みんなあの後ごめんなさいしたのかな?
丸メガネのイギリス人と東洋人のカップル…。やっぱりモデルはジョン&ヨーコ?
第5作目。 さらに暗く本格的にストーリーが動き出していく。 結束し...
第5作目。
さらに暗く本格的にストーリーが動き出していく。
結束していく生徒たちを観ているのは微笑ましかった。孤立していくハリーを支える友情も。
シリウスさんが…あっさりしすぎていて寂しい。
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