ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習のレビュー・感想・評価
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本人一瞬"素"に戻ります
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完全に《確信犯》の映画ですね。笑える人は徹底的に笑えるが、笑えない人にはどうしようも無い程の内容です。
低俗と言えば低俗だし、社会派と言えば社会派とゆう、不思議なバランス感覚を持ち合わせる作品になっていました。
ただ、時々明らかに“やり過ぎて笑えない状況に陥ってしまう”のが何とも勿体無いところでもあります。
それでも劇場内は大いに盛り上がり、エンドロールまで1人も立ち上がらなかったのですから、平和呆けの日本人にはピッタリな作品かも知れません。
それにしても《カザフスタン》とゆう設定が何とも絶妙です。色々な差別を笑いに持って行くので自分の中の“良識”を如何にして崩して観るか…が、最善の観方かと思います。カメラの位置取りや、ボラッド本人が「流石にこりゃマズい!」と、たまに一瞬“素”に戻る表情等が気にならなければの話なんですけどね。
(2007年6月1日シネ・アミューズ/EAST)
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ナ~イス
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カザフ語(ホントか?)で始まる60年代バルチックなオープニングからして悪ふざけに満ちており、それが笑える。
道化が米国の本音を引っ張り出すというコンセプト、どこまで本気で真面目に狙っていたのか。高評価は偶然なんじゃないだろうか。と、色々疑ってしまうほど悪辣で大バカ。カメラマンが存在しないことになってる設定も観客が当然気にすることを狙っており悪辣。
ともあれ、ホテル全裸乱闘は10年ぶりぐらいに映画で腹痛くなるくらい笑った。乱闘の原因が最高にバカだし、武器がまたあり得ないバカさ。役者2人、すげえ根性。チンクイエ(これはポーランド語だそうで、やっぱり悪辣也)
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