アイアン・ジャイアントのレビュー・感想・評価
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名言が大人の心に響く 巨大ロボットと少年の友情物語
メイン州の小さな港町に暮らす9歳の少年ホーガースは、森の中で人懐こい鋼鉄の巨人アイアン・ジャイアントを発見する。友情を育む2人だったが、巨大ロボットの目撃情報は瞬く間に広まり、ほどなくして政府のエージェントが派遣されてくる。
批評家や映画ファンから絶賛を浴びたものの、スタジオ側が宣伝しなかったために興行収入的にはいまいちだったそうです。初の長編となったブラッド・バード監督は、本作で認められた結果ピクサーに招へいされ、「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレディ・プレイヤー1レストラン」を手がけることになりました。
「レディ・プレイヤー1」でも活躍していたアイアン・ジャイアント。目の動きで感情を表現し、大きい体で子どもみたいに手をぶんぶん振るかわいらしさが光っていました。字幕版では「ワイルド・スピード」のビン・ディーゼル、ドラマ「フレンズ」シリーズのジェニファー・アニストンが参加しています。
昔から好きな作品でしたが、大人になって見直すと、今の自分に深く響くセリフがありました。
「他人がどう思おうと関係ない。自分を決めるのは自分自身だ。自分のなりたい自分になればいい」
物語の終盤、ホーガースからこの言葉を聞いたアイアン・ジャイアントの決断が泣かせます。
アニメーションの名作
長年見たい見たいと思ってた作品をやっとこさ見れた。やはり期待通りの映画愛にあふれた作品だった。
たまに観客を舐めた作品に出くわすことがある。これくらいのを作ってれば観客は満足するだろうと観客を見くびったような作品だ。しかし観客は敏感だ。そういう作り手の根性は容易く見透かされてしまう。駄作とはそういうものをいうのだと思う。逆に本作のように観客を楽しませよう、良い作品を作ろうという作り手の気持ちが伝わってくるような作品を名作という。
まずアニメーションの質がかなり高い。日本のいわゆる薄っぺらいアニメーションと違い色彩も豊かで動きも滑らか。特に人物の表情が実に豊かに表現されている。そしてストーリーもありがちな物語でありながら観客をぐいぐい引き込んでゆくうまさがある。いい大人が思わず涙を流してしまうほどだ。
米ソ冷戦時代のあの時代特有の人々が抱いていた不安や恐怖が作品に投影されているのも実に見事だ。
ロボットは心の優しい少年といるときは穏やかで優しい、しかし憎悪と疑心にかられた人間たちに攻撃を仕掛けられると彼の表情や姿は一変し、宇宙戦争のウォーマシンのような恐ろしい姿に豹変する。これは人間社会をそのまま表現している。相手に愛情信頼を持って接すれば相手も同じように返してくれる、しかし相手に憎悪を向ければその相手も同じように憎悪を返してくる。まさに互いを疑い憎悪し合い戦争をやめることのできない人類の姿そのものだ。意外にこういう描写は簡単そうで出来てない作品が多い。
いわゆる「E.T.」のような異星人間交流を描いた作品でもあるが、「E.T.」は当時どうしても話題先行で実際見てみると少々感動の押し付けのような感じで全然感動できなかった。でも本作は素直に感動できた。
やはり名作はいつ見ても名作だなあ。
ブラッド・バード監督の名作
当時映画館で観ました。
最初から最後まで面白い!
テンポも脚本も良く飽きさせる時間が無い
ブラッド・バード監督の得意の最期に泣かせてほっこりさせる手法が詰まった名作です。
全世代が楽しめる名作です。
魂、死ナナイ‼️
まず何よりも「遠い空の向こうに」のジョー・ジョンストン監督が描いたレトロでありながらも心温まるアイアン・ジャイアントのデザインが素晴らしいですね‼️ポスターだったか雑誌かでこのデザインを見たときに、これは100%傑作だろうと確信しました‼️ストーリーとしては孤独な少年と宇宙から送られた記憶喪失なロボットの "シンプル・イズ・ベスト" な友情物語‼️
後にピクサーの「Mr.インクレディブル」や「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を手掛けるブラッド・バード監督の演出は、スピルバーグ監督作や宮崎駿アニメへの愛情あふれるオマージュが満載されていて、リスがレストランを荒らしまくって大混乱に陥るオープニングや、少年がジャイアントを母親にバレないように外に追い出そうとするシーン、簡単な単語を一生懸命教えるシーン、ジャイアントを助けようとする少年の周囲の人々や、ジャイアントが時折見せる人間顔負けの哀しげな仕草、誤解から戦闘モードに陥ったジャイアントと軍隊が繰り広げる市街戦の凄まじさまで、観る者のハートをズバズバ撃ち抜いてくれます‼️スーパーマンに憧れるジャイアントが街を救うために宇宙に飛び立つクライマックスも涙なしでは観られません‼️そしてひとつひとつの部品が集まろうとしているラストカットに、思わず「早く‼️早く‼️」と声を上げる自分がいました‼️
リスペクトというニュアンスを感じました
公開当時から、ろくに見もしないで、鉄人の・・・だのラピュタの・・・だの、個人的身勝手な偏見から決して見ようともしなかったけれど、スピルバーグのリスペクト的映画から思い直してようやく観賞するに至ったが、果たして─、素晴らしい作品でした。
これは、スピルバーグがしたように、そして手塚治虫がディズニーに抱いていたように、まさにオリジナルアニメやカトゥーンなどへのリスペクトだったのだなぁと(これもまた勝手な解釈ですが)思い直すと、その意味合いが作品の内容と共鳴して異様な感動に包まれてしまいました。
アニメーションそのものの質も高かったし、設定のアイデアもかなり秀逸でした。誰もが楽しむことができる見事な作品だと思います。
東西冷戦下が舞台の反戦アニメ
核の驚異を教える主人公の通う学校や、のどかだけど噂好きなおっさん達が住む閉鎖的な環境など、そこはかとなく不穏感が漂う世界観。そんな環境で9歳児が周りの大人達に内緒で未知の巨大ロボットを飼おうとしたらパニックになるのは当たり前だと思うが。
「ロボットは危険じゃないよ!」と言ってるけど、既に発電所や森林破壊、列車事故起きてるよね。ミサイルの盾になって危険じゃない事を証明するラストで「なりたい自分を目指してる輩の為に犠牲になるのは嫌だな」と思いました。
苦労症のママが自称芸術家のオジサンとイイ仲になっても、あまり幸せな家庭は築けなさそう。
それとアトムや鉄人28号を悪者キャラにしてたけど、スタッフに日本アニメや漫画嫌いがいるの?と不愉快でした。
日本のアニメ由来だと思うのに、日本を凌駕
これは日本のアニメーション、特に巨大ロボットが出てくるものに強く影響されていると思う。中でも、「巨神ゴーグ」は、ビジュアルから、少年との関係性、軍隊との軋轢、最終兵器の描写まで、モデルになったように見える。
そして、映画が素晴らしいのは、男の子とのエモーショナルな結びつきをていねいに描いていること。「ヒックとドラゴン」「ベイマックス」などに受け継がれた設定で、強くて頼りになる友達と、孤独な男の子というメタファーは、無敵と言っていいほど感動が保証される。
シンプルで、それでいてごつごつと冷たくて大きいジャイアントを、見事に描き出しているビジュアルも見事のひと言。
日本由来のものに違いないと思うのに、なぜこれを日本で作れないのだろう。お金とか、規模を言い訳にしているのだろうか。
2018.8.30
似ている作品が多すぎる
基本スティーブン・スピルバーグのETをロボットに置き換えた.話。往年の映画ファンはもしかて私と同じようにこの映画を見てあまりいい気分はしなかったかもしれない。またはETをこんなふうに作り変えたかと思って感心したかもしれない。あるいは何も気が付かなかったかもしれない。また、私は子供の頃に「魔人バンダー」という特撮ロボットヒーローものを見ている。最後こうなるんじゃないかと思ってたらその通りになったので、嫌な気分がした。子供がベッドに細工する部分は、映画で100回ぐらい見たような気がする。こういうところも少しは自分で考えて工夫するようにしてもらいたい。全体に過去の映画のエピソードを寄せ集めて出来上がってる映画のようだ。またバンザイと言って池に飛び込むシーンもいただけない。鉄腕アトムとよく似た名前のロボットが悪役セット悪役として呼ばれているのも腹が立った。でもそこの部分は日本人のみが異常に頭にくる部分なのかもしれない。まぁ悪役のファーストネームがスーパーマンと同じなのでそういった皮肉が好きな作家なのだろう。
ロボットと少年の話で引っ張でれるだけ引っ張っといて最後の最後にアクションが来るというストーリー構成は上手だった。そこのところは褒めておかなければならない。そう思って調べてみたらこの脚本家はincredible familyなどを書いており現在ハリウッドで大成功している。年収600万ドルを超えているそうだ。結構なことである。
カメラワークが凝っていて工夫があり評価できる部分だと思う。ただ前半からやたらとカメラ動きすぎるので、ロボットが本格的に活躍し出した時にイマイチ動くカメラの迫力が出ていないのが残念だった。しかし全体としてはよくできている面白い映画だ。家族の見るには良いだろう。また現代ではストーリーはいろんなとこから持って来て作るものなので何かに似ているのは仕方がない。
赤の五角形になると怖い
実は未見だったのでデマンドで。(レディ・プレイヤー1は観てるんだけど…)
王道でシンプルゆえの良さ。なりたい自分になるんだよ!
核の恐怖が世間を脅かしていたという時代設定も上手い。ラストの切れ味も良し。これは子供時代に見たかったなぁ。
160316『官僚の反逆』と『アイアン・ジャイアント』
中野剛志の『官僚の反逆』読了。これは難しい本だ。オルテガの「大衆」とウェーバーの「官僚制」を、「主体性が無い」「無責任な」「計算可能な処理のみに偏った」「画一的な」「血の通わないロボットのような」などの、近代以降の、階級文化としてではなく人格的性質としての弊害を批判する、思想的文脈の発端と位置付けたところから、現代の日本社会や国際社会における「官僚主導」から「政治主導」への政策の数々がことごとく、世間一般に喧伝される表向きのスローガンが示すものとはむしろ真逆の、まさにオルテガ的かつウェーバー的な「官僚制」の強化に貢献してしまっている本末転倒な実態を、改めて見直させる行政学的検証の書である。オルテガやウェーバーは「大衆民主主義」や「超民主主義」を危惧する一方で「自由民主主義」という民主主義のありかたを保守すべきと述べる。政治家と官僚とが国民から負託された主権の行使と国益の追求のために、この権限と責任を一身に負わしめる、国民国家固有で自決的な、非関税障壁としての行政構造を保守することこそがオルテガ的かつウェーバー的な「自由民主主義」の条件であり、これが現代にも読み継がれ続ける近代保守主義の知恵が志向する民主主義の真髄だということなのだろう。
ところで理想主義的政治経済思想とは、国民国家の自決権や国境や関税や伝統などを旧態の弊害とだけ解釈して撤廃し、世界統一政府の如き統治構造で国際社会を政治的にも経済的にも文化的にも宗教的にも一元化させることで人類平和を合理的に実現させようとする、いわゆるユートピアニズムだ。ユートピアニズムは、地球惑星の気候風土やこれを生存拠点とする民族性やこの死生観の表れとしての宗教性などに貫かれる多元性、この合理的な数値評価の不可能な諸々の不確実性を度外視するといった欠陥をその前提に孕んでおり、この思想的破綻が招いた実際の例が、21世紀初頭におけるEUや合衆国の主流派経済学的な政治経済思想による制度体系の行き詰まりに見ることができる。米ソ冷戦終結で勢いづいたアメリカのユートピアニズムは国際社会の標準規格として拡散され始めてから数十年を待たずして、この思想的限界が既に露呈しているわけだが、こういった「一元化」「規格化」「画一化」などで示せる本質こそが、オルテガやウェーバーが危惧した民主主義の没落傾向としての「官僚制」のそれと相通じているのであり、この観点から、例えば足元の日本の行革のことごとくは、政治や行政の裁量権限を数値評価できるという錯覚を前提にした透明化だの、民営化による縮小整理だの、緊縮財政絶対視だの、市場均衡論に依った流動性の罠への無策だの…、いずれも政治家や官僚がこの一身に負うべき自由民主的な権限に伴う使命感や責任を放棄させるような流ればかりで、直接民主主義的な素人の無責任さで形成された世論に振り回されてばかりのポピュリズムの温床、こういった意味での「官僚制」、つまりオルテガやウェーバーが危惧した「官僚制」が強化されただけだったという、より本質的な解釈が得られるというわけだ。実証的な行政学なる学問分野を渉猟しながら、こういった保守主義的な行政史の検証を試みることは、そもそも経済ナショナリズムにおける「精力的行政」の様々な実態への把握を積み重ねる意義からも興味をそそられる。そもそも私は依然、オルテガの『大衆の反逆』やウェーバーの『経済と社会』をまともに読んでいない。がんばろ。
ところで、久々にアニメ『アイアン・ジャイアント』を観た。さしずめ、本作品に登場するケント・マンズリー捜査官は「官僚制」的な官僚であり、一方で、アイアン・ジャイアントはロボットでありながら「名望家」なのだろう。孤高のヒーロー像を子供に提供する『アイアン・ジャイアント』は、オルテガやウェーバーからも絶賛されるに違いない。
じゅう、ころす
『天空の城ラピュタ』のロボットをモチーフにして、『キングコング』のテイストで物語が進む。どう考えても筋が読めるのだが、泣けてくる。少年とアイアン・ジャイアントが心を通わせ、「じゅう、ころす」という言葉を反芻する。思わず少年の心が飛び込んできて、いっしょになって撃たないでくれと祈ってしまうのです。
1957年の冷戦時代を象徴するかのように、アメリカを侵略する影に怯える疑心暗鬼な大人達。最後には核が守ってくれるだなんて毛嫌いすべきアメリカ人的発想も見え隠れするが、批判的に描いているのでホッとしてしまう。武器を持たないロボットだったら、どんなエンディングを迎えたのであろうと、ふと考えてもみたくなる映画だ。ラストには『スーパーマン』をリスペクトしているが、子ども向けに作られているせいなのか、余計なエンディングだったようにも感じてしまった。
THE IRON GIANT is a brilliant anime
First time to watch that film that I'd been really curious about for years and finally saw it online! The story is very easy and especially for kids though even a high school student (me) really enjoyed heaps. The big robot made of an iron whose existence has remained a rumour for the past few days arrives on the earth from the sky (maybe) and the boy makes a friendship with it, however, one of the cops who comes across the robot in the forest on patrol tries to destroy the robot before it's too late whereas the boy tries not to let him act against the friendly robot.
That's all I can explain with no spoilers. You will neither regret watching it nor waste your time though it's only 80min long. Wish it were a bit longer like 120min. Have fun
続編とかないの?
「鎌と槌」がプリントされたスプートニクに始まり、耐爆姿勢を教える映画や、白黒テレビなどなど1950年代のモチーフがたくさん出てきて、作品の雰囲気的には大満足。ラストのジャイアントがミサイルを防ぐシーンから、ジャイアントの生存が描写されるシーンまでの流れもよくて、後味の良い作品だった。池のシーンで主人公が「バンザーイ」と飛び込んでる意味をネットで調べてから「バンザイサイパン」のことを知って、そこに引っかかる人もいるみたいだけど、あの時代背景と、言葉の意味をよく知らない子供の無邪気さをうまく表してて上手いなあと個人的には思った。
本編じゃないけど、DVDのメイキング映像で、ジャイアントの声を当てたヴィン・ディーゼルが身振り手振りで紹介してるのは、ワイルド・スピードのいかついオッサンのイメージとのギャップがあってさらに面白かった。
是非みて欲しい
地球に不時着したロボットと少年との交流を描く映画
本当に悪いとこなしの映画だと思います。泣けると聞いて見ましたが、
本当にその通りで個人的にはすごく泣ける映画でした。
少年がはじめてロボットと会うところから始まるのでやはり感情移入しやすい。
おこることなすこと、そして戦いへと発展してしまう様をゼロから少年と見て、
彼の境遇を自分と重ね合わせることができる
主人公のホーガースは正しく優しい心を持つ少年、彼が言葉を使い話しかけたからこそジャイアントの感情や魂を確かにさせることができた
あるシーンで
ジャイアントが人間以外の命と触れ合うシーンがありました
森の中にいたシカです、しかしその後
シカはハンター達の銃によって殺されてしまいます。
そこでジャイアントはホーガースに教えられます、銃は殺すもの だと
ジャイアントは攻撃を与える ジュウ にはなってはいけないのだと感じたことでしょう
攻撃を受けながらも
自己防衛のため反射的に反撃の行動に出ようとするも「チガウ チガウ」
と攻撃を与える殺す ジュウ には
なりたくないというジャイアントの純粋な心があらわれていてとても胸が苦しくなりました。
ですが最後までなぜジャイアントが地球にやってきたかは明かされず
でもそこを考えるのもまた一興だと思います。
表情が豊かでジャイアントの表情なんかとっても良い!子供にも大人にも受け入れられるデザインです。キャラも魅力的でとても良いアニメ作品を見ました、子供は勿論大人にも是非見ておいてもらいたい作品です。
ホーガースになりたい。
ジャイアント、大好き!
(声とかめっちゃステキやし)
この作品は、ホーガースが正しい心根の持ち主だからこその、切ないけれど心が温まるラストへつながっていったんだと思います。
ちゃんと明るいその後への布石で終わるのも素敵です。
彼氏なんていらないから、ジャイアントの友達として側にいたい。なんてね(笑)
何故に?ユニバーサルや20世紀FOXは‥
一生懸命‥
ディズニーやDワークスのレンタルコーナー探した(・ω・)ノ
何故ユニバーサルはこのコンテンツを捨てたか?
ETのアニメ版‥?
御都合主義な進行だが‥
‥‥そもそもアニメて御都合主義なモンだヾ(*'-'*)
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒①★
モ、1回見たい度⇒②☆☆
オススメ度⇒②♪♪
デートで見る度⇒③◎◎◎
観る相方o(^o^)o】
男児と共に観たら‥二人で号泣モードかも?
結局‥
悪いのはいつも大人達なんだよな(`o'ヾ
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