「デンゼル・ワシントン、肩から上だけの名演技」ボーン・コレクター mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
デンゼル・ワシントン、肩から上だけの名演技
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何気なく見た映画ですが、わりと面白かったです。
『羊たちの沈黙』のレクター博士に比べると、殺人犯のキャラは影が薄いし、『セブン』ほど、恐ろしい結末が待ち受けているわけではないけれど、良質なサイコサスペンス。しばらく経ったら、また見たくなる映画かもしれません。
指1本と、両肩より上、脳は正常だけど、身体は寝たきり状態という、元刑事のライムの活躍が見どころですが、さすが、デンゼル・ワシントンという感じがしました。頭のキレの良さ、冷静沈着な判断、深い洞察力、最後まで引っ張ってくれました。今から20年ぐらい前の作品なので、デンゼル・ワシントンも若くてかっこいいです。
「僕の本とコンピューターを嫌ってるが鼻は効く」など、生きることに絶望して安楽死を希望しているわりには、ジョーク混じりのライムのトークもよかったです。
アンジェリーナ・ジョリーの作品はたくさん見ているわけではないけれど、警官のアンジー、なんか新鮮。でも、帽子も重そうだし、作業服も警官のユニフォームもだぶっとしていて、着こなせてなかったですよね〜。笑
今はスマホですぐに動画が送信できる時代なので、ライムが使用していたモニター(パソコン)はすでに旧い感じがしましたが、当時は先端をいくものだったでしょう。
ライムを世話していたセルマがあっさりと死んでしまったのは、ちょっと残念。でも、ラストではライムは、車椅子に乗っており、病気の改善が期待されるような終わり方で、いい感じにおさまっており、これはこれでよかったかなと思ったりしました。
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