劇場公開日 2000年4月15日

ボーン・コレクター : 映画評論・批評

2000年4月15日更新

2000年4月15日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

原作対決で「羊たちの沈黙」に圧勝!

言っておけば、「羊たちの沈黙」の原作は好きだが映画はまったく気に入らない。何が嫌いかといってプロダクション・デザインのすべて、美術のセンスのなさ、監督、撮影のにぶいキレのなさ。

それに比べて、「ボーン・コレクター」はラストのピーター・ゲイブリエルの歌があやうくすべてを台無しにすることを抜けば、おおむねこちらの先入イメージを裏切らない。原作は「羊たちの沈黙」に匹敵する。映画対決では圧勝だ。寝たきりの主人公が白人から黒人のデンゼル・ワシントンに変更という原作との落差もあまり気にならない、というのもワシントンの手足となって犯罪現場を捜査するヒロイン、アンジェリーナ・ジョリーがとてもさまになってかっこいいからだ。アカデミー賞授賞式では別 人のようでがっかり、いや驚いたが。特にこれは明かせないが、犯罪の元ネタ、原作とは異なるその入れ子構造には感心しました。

ところで、「ハンニバル」読んでる、いいよ、映画的で、というかまさに、映画。

(滝本誠)

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