劇場公開日 2000年4月22日

ヴァージン・スーサイズのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

3.5爽やかで、狂ってる

2016年9月30日
iPhoneアプリから投稿

ラックスがとてもすてきだった。
ストーリーは狂ってて、爽やかで、チャーミング。

実話を基にしたらしいが、ストーリー全般解せぬ。
小説も読みたくなった。

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Ayaka

3.5美しいままで

2016年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いろいろ考えさせられる作品。5人の美しい姉妹の話。彼女たちは確かに愛に飢えていたと思う。でもそれだけじゃない。

一番下の妹が自殺未遂をしたときに、医者に言った「あなたは13歳の女の子じゃない」という言葉に印象が残った。確かにそう。ティーンエイジャーを経験した女性なら分かる気持ちだと思う。そして厳しい両親、とくに母親。彼女は愛情をしつけと勘違いしていたのかな。厳しいからこそ反抗したくなる娘たち。とくにラックスには印象が残った。彼女がこっそりと、でも堂々とタバコを吸う姿が印象的だった。

この映画のすごいところは、あのラストでも悲劇で泣けるという印象を与えないところ。ソフィアコッポラはそういう微妙なところが上手いと思う。

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Alexa

4.0生きると死ぬ

2016年6月7日
iPhoneアプリから投稿

が逆転しているような姉妹だった。生き生きしたものを奪われている。奪ったのは両親だけではない。
両親もどこか死んだように生きている。父親には戦争の影を感じた。

男の子達はどうなんだろう? レコードをかけあっている所は良いシーンだった。
トリップは愛とか言っていたけれど、単なる欲求としか思えない。
近所のきれいな女の子、同級生でチャンスがあればデートしたい。でもその人のコアには触れたくない。きれいなところだけ見ていたい。だから救いようがない。
姉妹はまるで五つ子のようだ。彼女らの中で言葉以上の結びつきがあって、他人、親にはわからない。
救いようがない状況では、死ぬ事が出口に見える。夢のように美しくすら見える。その美しさ?を映画は美しくとらえている。

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Momoko

1.5雰囲気だけでは映画になりません

2015年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ソフィア・コッポラ監督は観たことがなかったんですね。それは、なんとなく失望したくないというか、大コッポラの娘がこんなもんか、なんて思いたくなかったっていうのがあるんですね。
で、まぁ、私、キルスティン・ダンストのファンなわけでありまして、そうしたらこの映画と『マリー・アントワネット』は外せないのかなぁなんてのもあって、ついに観てみたわけです。
で、悪い予感は的中・・・ 映画は本来が面白いものであるってことを理解しないで撮ってる感じですかね。ちょっとオシャレな構図にして、ちょっとポップな音楽をのっけて、そしてアンニュイな雰囲気出して・・・って、それじゃあ、やっぱり映画ではないんですよね。せめて、雰囲気映画に徹すれば良いものを、なんかコメディタッチの編集をちょいちょい入れてくるし、意図がよく分からないですよ、これ。
ひたすら回想の台詞で状況を説明し続けるし、4人の娘が一度に自殺するほどの行き詰まった感じもまったくないしね。だって、まぁ、お堅い親っていうのは、それなりにいるじゃないですか。それが厳しければ、自殺なんていう選択肢を取る前に、もっと反抗するとか色々やるでしょ、普通。そんなのすっとばして、突然、ああいったことになるかね。もっと映画的にしたいなら、せめて4人全員が一箇所で死んでいてほしかったですよ。または、ラックスの死んでるカットは、説明の台詞なしで撮ってほしかったですよ。
良かったのは、終盤の男の子たちとのコンタクトシーン。あのアイディアは甘酸っぱくて良かったかな。
しかし、うーん、これはいくらキルスティン・ダンストのファンだといっても、『マリー・アントワネット』にいくかは微妙ですね、はい。

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チャーリー

5.0悲しくない

2015年1月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

全く悲しくない。
不思議と全然悲しくない。
生きていることだけが全てではないし
閉じ込めることだけが愛ではない。
いろんな親に見て欲しい。

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タテスジコ

4.0憂鬱な内容を映像美、音楽で不思議に表現した映画

2014年3月18日
Androidアプリから投稿

悲しい

話の内容自体はとても暗いハズなのに、不思議な世界観を持つ映画です。

キルスティン・ダンストが演じるラックスの印象が物凄く強い。

美しい映像と70年代音楽。
ソフィア・コッポラ監督の世界観がすごい。

逆にソフィア・コッポラ監督が作るこんなに鬱じゃない、ガーリー映画も観てみたいかも。

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kyo

5.0死によって姉妹は、永遠の生を手にした。

2013年12月19日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

幸せ

映画が日本で公開された2000年の雑誌で、林文浩氏が残したレビュー、
「この映画の魅力は、悲劇的で救いようのない結末でありながらも、観るものに決してネガティブな印象を与えない演出の上手さであろう。それは、死よりも生がより魅力的に描かれ、姉妹の存在、行動に一喜一憂する少年たちの感情は、最後の休日を楽しんでいるようで、反対にもの悲しく滑稽である。この映画で最も幸せな瞬間と言っていい、ダンスパーティーに向かうシーン。そして、ラックスの朝帰りによるささやかな自由の崩壊。家に閉じ込められた姉妹は、むせかえるような女の匂いを充満させ、死の影にに蝕まれていく。孤立してしまった彼女たちに必死になってコンタクトを試みる少年たち。孤立し、絶望し、死と隣り合わせになりながらも彼女達は輝きを失わない。励まされ夢見ているのは少年たちの方である。
5人の美しい姉妹は自ら命を絶つ。まるで永遠の生命を得たように。そして、残された少年たちは、今が永遠でないことを知り、彼女たち以上に不自由な大人になっていく。」

結局、姉妹が助けられなかったのは、だれも彼女たちを理解しようとしてないし理解できなかった。それを悟った彼女たちは、別の手段で、自分たちの美しい命を守ったのである。

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yumintrollet

3.5映画タイトルそのまま。 はたらかせるのは頭じゃなく。

2013年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

ソフィア・コッポラってきっと、幼いころからすでに、自分がすきなものがわかってる人だったのかもしれませんね!
  繊細でキラキラしてて、優しさのなかに鋭さがある

あまりタイトルの意味を考えずに観はじめましたが、タイトルそのままのストーリー。題材はおもいですね。
けど、監督の空気感(ショットや音楽のチョイス)で、作品全体がまるで美しいものに作られています。
それに、主役の少女たちの透明感も、この映画の世界観を確立するのに大きく影響しているのは間違いありません。

評価3.5ですが、かなり厳しめ。
間違いなく人にオススメできる映画です。

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Ms. Parnassus

4.0愛や孤独、不偏的で永遠のテーマ

2012年2月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ソフィアの繊細で美しく作風はここから始まった。 謎の死を遂げた少女たちを理解しようと途切れ途切れの思い出を紡いでいくかつての少年たちも、少女たちの両親も、作品を観ている私達も、そして作り手であるソフィアさえも、少女たちの運命をただ見守るしかない。
彼女たちの心は救い出すにはあまりに遠く、脆かった。
大人と子供の狭間にある時期、心と心が触れ合うことを求める少女たちをソフィアは描くのでなく、見つめる。
愛や孤独、人間にとって不偏で永遠のテーマ。

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keita

4.5ざんこくとガーリー

2011年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

女子が5人出てくる。みんな美少女。
服も部屋の雰囲気もパーティの飾り付けも旅行の妄想も、かわいい。ガーリー。
話の内容が暗いこともうっかり忘れてしまいそうでした。
彼女達の悩み、苦しむ気持ちが "ガーリー" で包まれていて、
個人的には ぽわん としてしまいました。
劇中に流れる70年代の洋楽のヒットソングがとても心地よい。
流れている曲の歌詞の意味が分かる人にとって、bgmが話の内容をもっと深くしているものになっているようです。

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ely