劇場公開日 2000年4月22日

「描写が美しい…」ヴァージン・スーサイズ ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5描写が美しい…

2017年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ソフィア・コッポラ監督作品は本作が3作目。彼女の作品の素晴らしいところは描写が美しい点だと改めて実感した。
ストーリーは、美しい5姉妹がいる家族が次女の自殺により家庭崩壊していきながら、それを傍らで見ている少年達のフラストレーションを描いたものである。
ソフィア・コッポラ監督は小物を使うのが非常に上手いと思った。人もそうだが、物を写して臨場感を出している。
個人的にはキルスティン・ダンストがイイなと思った。スパイダーマンの時には感じなかった若々しい色気が作品を盛り上げている。
姉妹たちが主人公ではあるのかもしれないが、それよりも姉妹に惚れている少年と同級生にも焦点を当てている。何かノスタルジックでもありながら、思春期特有の感情を繊細に映し出していた。
サウンドトラックも最高だったし、見る価値は大いに有り。

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ジンジャー・ベイカー