マン・オン・ザ・ムーン

劇場公開日:2000年6月10日

解説・あらすじ

伝説のコメディアン、アンディ・カフマン。子供の頃からの夢だったコメディアンとしての道を選び、各地のコメディクラブを転々と営業して回っていた彼は、ある時、有名プロモーター・シャピロの目に留まる。アンディは人気の生コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」へ出演、それをきっかけにスターへの仲間入りを果 たした。しかし彼は絶頂期に突然過激なパフォーマンスを始め、観客はもちろん、家族や親友さえも彼に理解を示せなくなっていく。

1999年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Man on the Moon
配給:東宝東和
劇場公開日:2000年6月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジム・キャリー

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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映画レビュー

3.5 【観客の予想の裏をかいて笑いを追求したコメディアンの短い人生を、ジム・キャリーが熱演した作品。R.E.Mが主題歌を担当し、ナント、コートニー・ラヴも出演しています。】

2025年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■売れないコメディアンのアンディ・カウフマン(ジム・キャリー)は、小さな劇場に出演していたところを見出され、人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演する。
 これをきっかけに人気者となるが、次第にエスカレートする彼の芸は、周囲及び観客の反感を買ってしまう。

◆感想

・観ていると、今作の主人公で実在したというアンディ・カウフマンの笑いの芸は、日本でいうと初期ツービートに似ている気がする。
 ”赤信号、みんなで渡れば怖くない”のPTAが猛反発したり、敢えて世間に毒を振りまいている気がする。

・トニー・クリントンという可笑しなキャラも、自ら演じたり、ヤラセのプロレスラーとの決闘を創り出したり、全ての笑いは彼の掌の中で展開するのである。

・但し、彼の笑いは毒を含むので、受け入れられない人もいたのだろうなあ。

<彼が、肺がんになりベトナムに行ってインチキ医者の手術を受けるシーンなどは、彼の人生そのものが、お笑いではないかと思ったな。
 今作は、観客の予想の裏をかいて笑いを追求したコメディアンの短い人生を、ジム・キャリーが熱演した作品なのである。
 主題歌をR.E.Mが担当していたり、カート・コバーンの悪妻コートニー・ラヴが出演しているのも、意味深である。>

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NOBU

3.5 似てる!

2024年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

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ゆい

4.0 日本人なりに観ればよいでしょう

2022年9月19日
PCから投稿

英語ネイティブ以外の人に笑いのニュアンスがわかるはずがないので、それ以外の視点で観ればなかなか面白いです。
アマデウス同様に調子の絶頂から最後は不幸に堕ちていくゆくサマを、初めから予想させるように笑いの裏の空虚感と切なさで静かに演出しています。
キャリー選手はいつもながら舞台俳優のようなオーバーアクションですが、渾身の熱演ですね。
最後泣きそうになった。

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越後屋

3.0 公開当時、話題になってたのは知ってたけど観てなかった。 たまたまC...

2022年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

公開当時、話題になってたのは知ってたけど観てなかった。
たまたまCSでやってたので鑑賞。

主人公のことをいうと…
まー、どうなんやろね。個人的にはあの炎上芸というか、ダマシみたいな芸は全く好きじゃない。
というか嫌い。
ドッキリとかも基本あんまり好きじゃない。

本編にもあった、おばあちゃんが心臓発作で倒れて死んだ!? でもウソでしたーん♪
みたいなのは、まったく面白いと思えない。
確かに「緊張」と「緩和」で、笑いというか安堵みたいな感情がうまれるんだろうけど、「緊張」と「緩和」は、あくまでも「創作」とわかった上での話だろう、と。
心底おばあちゃんを心配したのに…!
なんでオマエ(仕掛け人)ごときに、自分の感情をコントロール支配されないとアカンの!?
ってなる。

だから、YouTubeでよくある個人撮影のドッキリとかも全然おもしろくないし、常に「これってドッキリなのか、本当なのか」って思いながら生きていくの、シンドイやん。
ロンドンハーツで昔あった、芸人に女の子を近づけてその気にさせといて「女の子は仕掛け人です~!も~、本気になって芸人きもちわる!笑」
みたいなドッキリは、最低やと思う。
人の心を弄んではダメですよ。

だから、主人公の芸そのものについては、全く評価しません。
ただ、なんか怖いくらいの信念をもっているのは、ちょっとうらやましいけど。

で、ですね、映画です。
んー、まぁ、ジムキャリーの熱演でぜんぜん飽きずに観られますが、出来事の表をなぞるだけで「なんでこの人はこうなった」みたいな深い描写がないので、映画作品としてはつらいかな。
主人公、子供のころから青年になるまでに何があったのかなぁ。
まぁそれは、リアルタイムで彼に翻弄された人々の感じを、映画を通じて味わわせてもらってるのかもしれないが。
いや、まぁ、そういうことなんだろう。

しかしおそらく、これはかなりカットしてると思われる。
すんげーダイジェストみたいになってる。本当は倍の尺があるんと違うかな。
いまの世の中だと、Netflixでシリーズとかできたのにね。
じっくりと。

個人的には、ポール・ジアマッティが大変よかったのと、
ラスト! ラストカット! よかった!!
熱狂する観客席をカメラがドリーしていった先には…!!
こういうのを観たくて、映画みてるんだよね。

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buckaroo