「可もなく不可もなく」ザ・ハリケーン yta07さんの映画レビュー(感想・評価)
可もなく不可もなく
ボクサーだった黒人のルービンが、殺人事件の犯人として逮捕されたが、黒人差別による冤罪であった。
その後、服役中にルービンが書いた自叙伝をたまたまレズラが見つけ、友人とともにルービンの無罪を証明しようと動く、という実話に基づく話。
全体的に可もなく不可もなくという印象。
大きなどんでん返しなどもなく、淡々とした流れ。
見ていて不快になるところもないが、逆に大きく感動するところもない。
奥さんがいたはずだが、逮捕された後どうなったのか?
新たに見つけた証拠は検証なし?
最後の判決の後、冤罪を作り上げた人たちへの対処は?
ルービンの無罪を証明しようと動く人たちの邪魔をした人のその後は?
などの疑問が残る。
あと、レズラは同じ黒人としてルービンに共感するところがあったようだが、カナダ人の白人である友人がどういう流れでルービンに感銘を受けたのかが描かれておらず、レズラに連れられいきなり無罪を証明するのに参加している印象だった。
コメントする