劇場公開日 2000年8月5日

「見ていて心が痛くなる。」リプリー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5見ていて心が痛くなる。

2015年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

知的

上流階級と下層階級。
セレブと貧乏人。
気弱な青年を演じながら野心を隠せず
あるきっかけで罪を重ねてゆく。
アラン・ドロン演じた太陽がいっぱいの
リメイク?原作にしては当作品は後半の
犯罪臭のがぷんぷんな場面の連続の生々しさは
端正で派手なアラン・ドロンではなく、
暗さとシャイさを併せ持つマット・デイモンが
良く合うと思う。
まばゆくキラキラした憧れの生活の片鱗に
触れた時からそれをてに入れる野心と
気弱な青年が重ねて行く犯罪。
ナイーブな役どころを上手く演じています。
又、金持ち放蕩息子を演じるジュード・ロウ。
これがはまってます。
回りの女性も素敵な女優が大勢出演してます。
全体的に感じた後半の痛々しさはキラキラした
女優がはでな分際立ってます。
田舎の若者が落ち込む痛々しい罠が
見ている側を惹き付けます。

としぱぱ