黒い家のレビュー・感想・評価
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若干地元びいき
石川交通などのタクシーが出てきてビックリ!金沢ロケがあったんだなぁ・・・香林坊から片町の映像、それに浅電の映像の次に粟ヶ崎での犯人の菰田宅。石油タンクと小さな橋が何度も出てくる。
最初は単なる保険金殺人の様相だった。それも自殺に見せかけて殺したのは小学生の息子という残忍さ。次第にサイコパス(反社会性人格障害者)のキャラを浮きだたせてくる。しかも夫の菰田(西村)がそうだと思われていたが、本物のサイコキラーは妻(大竹)の方だったというストーリー。
気の弱い保険調査員・若槻(内野)だったために、一般人が感じる恐怖心は伝わってくる。が、最後に直接襲ってくるシーンで、そこまでやる必要があるのか?もしかしたらこの場面もコメディのつもりか?などと冷ややかな目で見てしまう。「乳しゃぶれー」なんて大竹の台詞はやり過ぎ(笑)。しかも乳はボディダブルだろうし・・・
大竹しのぶさんが怖い
ひたすら大竹しのぶさんが怖かった。
女優さんとしてちゃんと見たのはこの作品が初めてなので、今後見かけるたびにこの印象を思い出してしまうかも...。
意図した演出なのかはわからないけど、主役の若槻さんもちょっと怖いところがあって「この人も実は危ない人なのかな...」と思うことも(水泳のシーンとか)
菰田家での真由美さん探しの演出もかなり怖くて、警察が来たところでホッとしたので、まだ続きそうな雰囲気が流れたときはヒエッてなりました。
怖い怖いしか言ってないですが、演技の質は映画通して高かったなと感じました。会社の上司陣とか特に。
西村さんのイメージを緑、大竹さんのイメージを黄色で表してたのは面白かったです。何か意味があったのかなぁ。
余談ですが、ジャケットで惹かれて観てみたら偶然舞台が地元だったのでなんだか懐かしい気持ちになりました。石川県民の方は是非(?)
天才の共演
天才二人の昔の作品。
この頃の内野聖陽はまだまだ陰の人だったけれど、
存在感という面以外は天才ぶりを既に発揮している。
この時代のサイコサスペンスとはどんなものかと興味で観てみたけれど、
様子のおかしい大竹しのぶと西村まさ彦が、
異彩を放っており、
この作品のクオリティを表現している。
レビューはクライマックスの乳しゃぶれに集まっているがwww、
主人公が犯人の家を100円ライターひとつで捜索するシーンは、
素晴らしい演出力だと思った。
故人となった森田監督の拘りだったと思う。
にしても天才、大竹しのぶは本当に何をやらせても大竹しのぶになる。
彼女はブレない、役に寄り添うのではなく、
役を引き寄せるタイプなので、
こういった怖い役をやると、まるで大竹しのぶがそういう人に見えてくる。
20年経っても良い作品は変わらない。
サイコサスペンスとの触れ込みだけど、そういう背景をしっかり構築して...
サイコサスペンスとの触れ込みだけど、そういう背景をしっかり構築している印象はない。どちらかというとホラー。しかも無駄にエロの要素を入れて安っぽくしてしまっている。
役者さんの演技は圧巻。話は怖くない。意味が分からない箇所もある。
もうパッケージから怖さを醸し出しており、怖い邦画というと名前が挙がっていたので期待して見た。
結論から言うと、狂気がぶっとびすぎて、ついていけない。
ええ…と戸惑うものの怖くはなかった。
まず、古い。昔の映画だけに古さはどうしようもない。
服も雰囲気も古い。あの独特の古さがわかる人じゃないとまず入り込みにくい。
舞台が金沢というのに驚いた。金沢好きなのに。あんなこわいところじゃないよ〜。
方言もちょっと違うと思う。この作品のために作られた架空の場所という印象。
金沢はもっと明るくて楽しいよ〜。
田中美里さんが起用されたのも現地の女優さんだからかな?
主人公の怖がる演技は凄いと思う。
大竹しのぶさんもすごいけど、主人公の驚き方、怖がり方のバリエーションに感心してしまった。
??となるシーンがたくさんある。警察を呼んで警察と一緒にいけばいいんじゃないの?とか。なんでガラスの破片さわるんだ?とか。夜遅い時点で怪しいと思わないのかな?とか。
裸のダンサーがでてきたり大竹しのぶさんが突然露出したり、びっくりするセクシーシーンがあるので一人で見たほうが良いかな。
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自宅にておさらいを兼ねた何度目かの鑑賞。オープニングの向日葵は、終盤に服の柄として再登場し、黄色が視覚的な意味附けを担っている。音楽やSEも効果的に使われており、終始落ち着か無げで情緒不安定な“菰田(小坂)重徳”の西村雅彦が写るとFAXの送受信音が鳴り響く。鑑賞後暫くはこの機械音と黄色がトラウマ化しそうで、これらは原作には無い加味された要素。他にも地方都市の退廃的な雰囲気(雨曝し剥き出しの錆附いた重機や工場等)と快晴なのに濁った色調の空等、不穏で不気味な印象が全篇を覆い尽くし支配している。70/100点。
・登場する“昭和生命 北陸支店”での遣り取りは、緊迫した本筋とは相対を成す様に意図してコミカルに描かれており、メリハリが効いていた。犯人と対峙するのが最後迄、臆病で大人しそうな人ばかりと云う対比もユニークである(唯一頼りとなる異様な存在感を放つこわもて、小林薫の“三善茂”呆気無くやられてしまうのも皮肉である)。亦、ガジェットとして、ボウリングや水泳が効果的に用いられていた。そして何より本作は“菰田幸子”を演じる大竹しのぶの狂演と呼ぶに相応しい怪演により成立している。
・確か初鑑賞時は、読んでから観た憶えがあるが、そう云えば原作者の貴志祐介も“京都支社の営業マン”として出演しており、石橋蓮司の“葛西好夫”と科白迄交わしている。他にも“出前持ち”役や“松井刑事”役等、キャスト陣には意外な人達が顔を出している。
・ほぼ原作通り忠実に映像化されており、ややもすると判り辛くなりそうな原作に登場する保険業界の裏噺やトリビアも整理され、巧く盛り込まれている。幽霊を始めとしたオカルトや超常的な事象に頼らない怖さを演出しているのもポイントで、そのテのが苦手な人にもお薦めし易い。惜しむらくは、最大のツイスターである真犯人があっさり判明してしまう事で、もう少し粘り、勿体をつけ、サスペンスフルに盛り上げても良かったのではないだろうか。
・鑑賞日:2017年3月30日(木)
乳しゃぶれ〜!!
大竹しのぶがサイコパスの役をやって、まぁ人間離れしてて怖い怖い。そしてこの一言は、主人公を襲ってる最中に急におっぱい出してしゃぶらせるという奇行にでた時の一言(笑).
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からの下手くそ〜!!と主人公を突き飛ばす。可哀想に、おそらく人生で1番最悪なおっぱいの味だったんじゃないでしょうか?(笑).
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これ当時だいぶ話題になったでしょ?(笑)絶対(笑).
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まぁ個人的には内野聖陽のやる気があるのかないのかよく分からない中途半端な態度の方がイラッときたけどね。だから巻き込まれるんだよ!
あくまで小説とは別物
これは森田芳光の映画「黒い家」であって貴志祐介の小説「黒い家」ではありません。
確かに原作とは全くもって別物ですが、映画としては日本のホラー映画の中でも傑作の部類に入る完成度だと思います。
サイケデリックでありながらホラーとしての要所要所が的確に押さえられていて、王道かつ革新的な映画であると思います。
コメディ要素も気味の悪さを際立てていて良かったです。
西村雅彦、大竹しのぶの怪演も見ものです。
ただ、コメディーとサイコホラーの共存による、その独特な浮遊感や気持ち悪さから、好みは分かれる作品だと思います。
私は非常に楽しめました。
駄作
WOWOWでやっていたのを観ましたが2008年の韓国版を見ていたので…どうしても比べちゃって(-_-;)
駄作の一言。
韓国版では脚本も俳優も素晴らしく良かったし小説の気味悪い感じを忠実に表現してましたが日本版は「えっ、コメディ?」と勘違いする演出にウンザリ。
途中、入るキリキリした効果音も意味がわからずウザイだけ。
特に西村雅彦の演技は酷すぎる。
小説が素晴らしいだけに映画がこれじゃドン引きます。
こんな映画を絶賛する人がいるかぎり日本の映画は良くなりません。
大竹しのぶの頑張りに1だけ評価しときます。
サイコパスをいち早く取上げた作品
今でこそ「サイコパス」という用語はメディアで取上げられますが、この当時こういった概念が人々の中に無かったでしょうから、衝撃度はでかかったしょう。
失投したからといってボウリングの玉を止めに走ったりとか、うわ~サイコパスっぽいなあと思いました。
大竹しのぶ超怖いっすね!
奇抜なカット割とかは引き込まれましたし、緑→黄→赤の使い方も面白かったです。
幽霊よりも人間が怖い
演技はとてもよかった。怖さや狂気を感じる演技だった。いわゆるサイコパスという人種の話だが、下手な幽霊ホラー映画よりも怖いのではないだろうか。
しかし、ところどころ余計な部分、ないほうがいいと思われる部分はある。"可笑しい"部分がなければもっといいホラー映画になっていただろう。
蛇足が多い。
内容は以前に小説を読んだ友人から聞いたことがありました。
もっとじわじわと怖い印象だったんですが、分かり易すぎて途中から苦笑いしちゃう展開でした。
俳優が良かったので最後まで観れましたが、怖がらせようとダラダラと長いので耐えられず早送りしてしまいました。
主人公の声が小さい!
小説を先に読んでいますがパッとしなかったし、ほとんどギャグかと思えてしまう。
映画はさらに面白みがない。
大竹しのぶの演技がすごい!と言われていますが、ただの頭の足りないバカな人に見えて嫌気がさした。
なんといっても主人公の男性の声がボソボソで何を言っているのかわからない。
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