「夢を壊されたくない人たち」ジャンヌ・ダルク しょうごさんの映画レビュー(感想・評価)
夢を壊されたくない人たち
女性の英雄、
神格化された
中世のヒーロー。
そのジャンヌダルクを超人としてではなく、1人の人間として描いています。
綺麗事で出来た素敵な英雄なんて
存在しません。
人の上に立つということは、弱い心では現時的には不可能です。
欲望渦巻く人間達の思惑をかいくぐり、または打ち勝ち利用し、率いなくてはなりません。
思い込みが激しいくらいに、もしくは野望に燃えなくては突き進むことは容易ではないでしょう。
まぁ、そんな現実的な世界で自身や人々の心と葛藤し、戦いを繰り返し仲間に支えられるようになり、現実的な1人の人間として神格化されるまで、その軌跡を描くことに成功していると思います。
個人的には
仲間との信頼関係の変わっていく過程がとても熱く感じ、好きです。
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