「誰にでも推せるわけではないが、いわゆる午前10時の~の枠はハズレが少ない」海の上のピアニスト yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでも推せるわけではないが、いわゆる午前10時の~の枠はハズレが少ない
今年111本目(合計1,203本目/今月(2024年3月度)29本目)。
(前の作品 「レッドシューズ」、次の作品「12日の殺人」)
1900と呼ばれる主人公と(この映画の主人公を誰に取るかは色々ありそうですが)、その奏でる音楽が論点になる映画です。
古い映画のリバイバル上映なので、どうしても現在(2023~24)の映画と比べると視覚面などはどうしても落ちてしまいますが、いわゆる「午前10時の~」で放映されている映画というのは不朽の名作で、多少確かに「退屈かな」というところはあるはあるとしても、よかった映画です(個人的に音楽を15までやっていた、という事情もあるので)。
今ではVODで課金できたり、ネットフリックス等ほかでは普通に再生できるらしく(4Kかどうかは知らない)、4Kであろうがどうしようがストーリーが変わるわけではなく、あれもこれも書こうとするとネタバレどころの話ではないので薄目に…。
映画「それ自体」としては実際の史実を直接、詳しく参照することはありませんが、この当時(1900年を起点として、その前後の世界史の事情)のことを知っていれば有利かなと思える部分は多々あります(この点で理解はある程度変わる。もちろんこうした事情で復刻上映されているのでパンフレットなどというものはない)。
作品の採点において特に気になる点まで見出せなかったのでフルスコアにしています。
書くまでもないですが、2023~24年の水準でアクション映画を見たいだのホラー映画を見たいだのといった趣旨の映画ではないので注意です(換言すれば、そうした事情で放映されていることから、帰宅すれば気になる点などVODで確認したりすることができるし、比較的「後追い」(後での気になる点のチェック)がしやすい映画ではあります)。