NEXT ネクストのレビュー・感想・評価
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おとしあなに自らはまりにいって槍衾に串刺しになる映画。
原作既ど…く?
えーとあらすじを見てもどの辺に「ゴールデン・マン」要素があるのか分からず、別の短編と勘違いしたかと思って、原作確認し直したわ。どう考えても「予知能力がある人物がいる」だけ。ディック作品でどれだけプレコグ出てくると思ってるのか。これもう単に「ディック原作」って言いたいだけでしょ。プロダクションノート読んだが、どんな黒魔術を使ったら、「ゴールデン・マン」が『NEXT』になるのかわからなかった。
無理やり褒めるとすれば、冒頭のカジノシーンは中々。あとはケイジが真面目な顔すればするほど、お笑い感が増していくという謎仕様。「時は別れて果てもなく」というか「シュレーディンガーの子猫」チックな表現はオッ?!と思おうとした瞬間にケイジがマジックでおもしろ映像に変えてしまうという。
もういっそラブコメで押せばまだ良かったかも。
期待が膨らむ斬新な描写!
B級…だった。
ニコラス・ケイジは最近幅広いジャンルの作品で見かけるのだが、時にはがっつりのB級作品に出ることも。本作もその一つだったようだ。しかしまさかのジェシカ・ビールや、ジュリアン・ムーアなど大御所の演者が顔を揃えている。そのギャップにどこかやられたところもあるが、正直大した映画ではない。「2分先が見える(読める)」という能力はフル活用し、それありきのニコラス・ケイジ影分身の術にはなかなか興奮する。しかしこの様に所々面白いのだが、どうもストーリーや世界観がチープに思えて馴染めない。特殊な能力も他作品にはもっと凄くて面白いものも沢山出てきている。それらとは真っ向から戦う気は無いだろうが、もう少しパンチの効いた作品だろうと思っていたし、そうであるべきでは無いかと思う。ラストも夢オチ的な衝撃の展開であり、 なんか肩透かしもいいとこだろうと思った。
50点
ニコラスケイジ
ニコラスだからまあ許せるが(苦笑)
2分先の未来が見える男、ニコラス・ケイジ。
2分先と言う妙に中途半端なショボさを醸し出している設定が、何故か似合ってしまうニコラスって感じですね。
まあでも2分先って何かショボいと思いつつも、意外と2分でいろんなことが出来ちゃう感じでしたので、何だかんだで楽しんでは見ちゃったのですが。
しかしラストが・・・やっちゃいましたね!
こんな反則技、ニコラス以外だったら許されないぞ(笑)
ラスト以外も突っ込みどころテンコ盛り、運命の女性に関する部分だけはご都合主義になる辺りなんかも、いかにもニコラス映画でしたね。
でも、ジェシカ・ビールは本当に美しかったなぁ、恋愛でこんな能力を使えたら、人生物凄く楽しいでしょう!
ただ、この恋愛のシーンが少々長すぎた印象ですね。
もっと他にSFアクション的な見せ場を一杯作れそうだったのに・・・ここは少々中だるみ感を感じてしまいましたよ。
とは言っても、忍者みたいなニコラスのアクションは、突っ込みどころ満載過ぎて、あれ以上見なくても良かった気はしないでもないのですが。
2分先の未来だけで、あそこまで出来ちゃうニコラス最強すぎです!
個人的には、序盤のいかさまをしながらせこく生きてるニコラスが、哀愁たっぷりでかなり好きでしたね。
テロリストと分身の術で戦うニコラスは、無理がありすぎでしたから・・・。
まあ結局のところトンデモ映画だった訳ですが、あんなオチでもニコラスだと妙に許せてしまうのは、やはり彼の味なんだろうな~。
2分の予言
予知能力アクション
予知能力者が犯罪組織の企みを阻止するアクション映画
予知能力者にはどんなふうに世界が感じるのか、その描写が良い
「2分先の予知ができる」という予知能力だが
当然「2分先の自分も」2分先の予知ができる
さらに「行動による分岐」も予測できる
作中では早々にそのアイディアが展開される。
この手のアクションものでは「なんでこうしないの」という
イライラが蓄積されるのが常だがこの作品ではそれがない、
ないしは見ている間はそれに気づかない
安心してアクションに集中できる
ネタバレすると途端に面白くなくなる上に
この作品の場合絶対に見る気がなくなるので注意
ただ主役でニコラス・ケイジは良くない
もっと若い俳優のほうが良かった
後半ニコラス・ケイジのアクションに爆笑してしまった
決心をするまでの話
フィリップ・k・ディックのゴールデンマンを原作にしているらしく、
見終えてから知りました。
原作は未来を舞台にしているのですが、この映画は現代を舞台にしています。
原作未読でも問題なく楽しめるでしょう。
ニコラスが演じるクリスが胡散臭いです。
よくこんな怪しい男を車に乗せる気になったなとそちらに意識が行ってしまいました。
だめだめと劇に集中。
予知能力を使って世界を救えと迫られるのですが、身の回りのことしか予知できないからと拒むクリス。
否応無しに巻き込もうと政府はたくらむ。
一度ピンチに陥るのですが、それは予知の中の出来事で、再びやりなおし、みたいな場面が多くあります。
頭は混乱しますが、楽しい。良い意味で裏切られる展開。
クリスは2分間の出来事がとても精密にわかってしまいます。
予知を利用して「正解の予知」を手に入れようと思ったら、精密なシュミレートゲームを何百回も繰り返し、
正解を見つけるゲームのようで本人の精神的負担は大きいでしょうね。
同じゲームを何百回もやるなんて飽きてしまいます。
未来予知も大変です。
しかしどうして彼女は特別だったのでしょうか?
スカと受け取るか素直に受け入れるか?
たった2分先しか見えない能力で事件が解決できるのか?
そこは観てのお楽しみで、しっかりオチもある。伏線はクリスの恋人リズの存在だ。
観終わって、何これ?と怒るか、トンデモB級作品として堪能できるかはアナタしだい。ツッコミ癖がある人は観ない方がいい。ワタシは、けっこう気に入ったけどね。面白かった。
見ての通り、ポスターはニコラス・ケイジの一枚看板だが、ジュリアン・ムーアとジェシカ・ビールの女優陣がなかなかいい。けっきょくはソコか?とツッコミを入れられても困る。(笑)
p.s.1 それにしても最近のアクション映画、キュンキュン鳴り響くバイオリンにパーカッションがダン!ダン!ってな音楽が多いね。「だんだん」は流行りか?な~んてな・・・。
p.s.2 久しぶりに見たね、ピーター・フォーク。コロンボ刑事もすっかり老けた。
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