「いい、、」善き人のためのソナタ ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
いい、、
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ナチス時代のものばっかり見てきたが、これは第二次世界大戦後の冷戦の時代の話。
ちょうど冷戦の知識を入れたばっかりだったため楽しめた。
ドイツは米ソの対立に巻き込まれ、東西に分裂されていた。東=ソ連(共産主義) 西=アメリカ(社会主義)
ベルリンの壁は東ドイツにある唯一の西側である西ベルリンを囲むように建てられた。
なぜなら西ベルリンは西ドイツへの飛び地みたいな立ち位置だったからだ。東ドイツの人が西ドイツへ逃げないため、壁を作られた。
言論の自由もなくなり、作家はシュタージ(ゲシュタポみたいなやつ)に家を盗聴されていた。そのシュタージ役が主人公。
最初の取り調べをしている人と盗聴している人が一致していなかったけど、優秀なシュタージだった主人公が作家夫婦を盗聴しているうちに感情移入してしまい、東側の悪事を暴露しようとしても見過ごしてしまう。
そんな気持ちはバレることもなく、故意ではなくミスとして地下労働みたいなところで2年間ほど働かされるが、ベルリンの壁が崩壊して普通の人に戻る。
主人公は郵便配りの仕事をしながら細々と暮らしているが、ある日守った作家の人が本を出版。
途中まではまぁまぁだったけど後半やばかった。
Wikiかなんかで見たが、戦争が終わった後はシュタージが集めた個人情報を本人たちが閲覧できる仕組みとなっている。そこで味方だと思ってた人や意外な人がシュタージで情報漏洩されていたと気がついた、ということが良くあったらしい。
本作でもそのシーンがあり、作家は自分を守ってくれた主人公の存在を知る。そして主人公に向けて本を出版する。。
人にオススメしたいほどよく出来た映画だと思った。
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