ユナイテッド93のレビュー・感想・評価
全38件中、21~38件目を表示
これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じ...
これが本当に起きた出来事とは。当時は現実味がなさすぎて逆に何も感じなかった。麻痺してたんだと思う。今これを見て涙が止まらなかった。こんなのは映画の中だけの話で良い。
現実にあったこと
を知り得る情報で再現したノンフィクション作品だが、混乱ぶりを表現する早いカット割り、手持ちカメラのブレた映像。起承転結をつけない脚本、徐々に高まる鼓動のようなBGM、有名俳優を使わないなど、リアリティを出すために非常に高いレベルで計算した演出をしている。
真に迫った・・・
事件当時のニュース映像を見ていても、怒りや悲しみは感じず呆然としていただけだったけれど、この映画によってようやく悲しみが伝わってきました・・・
ミサイル発射というキーワードさえも虚しく感じ、テロリスト・・・そりゃ何じゃ?と、社会派ドラマであるにも拘らず、政治的、軍事的なことは全て忘れて、ただ悲惨な運命を背負わされた人たちに涙するだけでした。“リアル”なんて単純な言葉だけで片付けては犠牲者やその家族たちに失礼にあたるだろうし、“事実を忘れないために”というアメリカ人から見た意見だけでも物足りない。それぞれの人間ドラマなんて全く描いていないのに、どうして胸の奥底から慟哭したくなるのだろう・・・それほど不思議な魔力を持った映画なのです。
前半は数ヶ所の管制官たちのドキュメンタリー風のエピソード。登場人物も俳優に混じって実際に体験した管制官(だと思う)が熱演し、“どの機がハイジャックされたんだ?”といった混乱を細部にわたって再現している。アメリカ上空に4000機も飛んでいた事実により、レーダー、無線の混雑ぶりが観客にもひしひしと伝わってくるのです。そして世界貿易センタービルから黒い煙の上がるシーンで彼らの当惑ぶりに拍車がかかる。事件当時に何度も見た映像であるはずなのに、登場人物と同じように唖然としてしまいました。
後半はもっぱら最後の1機ユナイテッド航空93便のハイジャック。殺されるパイロット、戸惑う乗務員、怯える乗客、そして実行犯の表情。全てが今までのハイジャック映画よりも迫力があり、あたかも同じ場所にいる乗客になったかのような感覚に陥ってしまいます。高度がどんどん下がっていき、死を覚悟した犠牲者たちの心がずしりと伝わってくる・・・電話、電話、愛する人に電話をしなければ・・・とめどなく涙が出てしまい、エンディングのテロップが読めなくなる・・・ううう。
大韓航空機撃墜事件によって、大学時代にお世話になった先生が亡くなったことまで思い出してしまい涙も倍増でした。こんな悲惨な事件を無くすためにも人間同士がいがみ合うことのない世界を・・・お願い。
〈2006年8月映画館にて〉
ほぼドキュメンタリー
『ボーン・スプレマシー』のグリーングラス監督による、9.11で墜落したユナイテッド93便を描いた作品。
ジャーナリスト&ドキュメンタリー監督出身のグリーングラス監督だけあって、出来るだけのリアリティを追い求めた作品。
管制官などにいる人物は、実際にその場にいた人をできるだけ揃えるなどして、ほぼ本物。
さらに、綿密な取材により、まるでドキュメンタリーのように仕上がっている。
それにしても、一体何のためにこの作品を作ったのか?
正直、ショッキング過ぎる…
完成度の高いぶん、余計に…
ノンフィクションだから面白いとは限らない
ひどい映画でした。 ノンフィクションということで楽しみにしていたのですが、 劣悪な内容でした。 ノンフィクションだから面白いとは限らない、 という事実を改めて思い知らされました。 テンポの悪い冗長な進行は視聴者をうんざりさせます。 低予算で作ったのか、 迫力のあるシーンなどは ほとんどありませんでした。 同時多発テロの内容のはずなのですが、 散々 TV で流れていた ワールドトレードセンターの破壊シーンしか しようされていませんでした。 なんて退屈なのでしょう。
テロは許せない
ワールドトレードセンターに2機目が衝突したのをリアルタイムで見ていた。非常に衝撃的な出来事で、現実に起きているなんて、なかなか信じられなかった。
本作は、ハイジャックされた4機の内唯一目的地に到着せずに墜落したユナイテッド93の運命を描く。想定外のハイジャックに混乱する管制塔とアメリカ軍の実態も上手く描かれていたと思う。無名の俳優陣で臨んでいるというのも、変に感情移入することもなく、良かった。
結末は知っており、全く救いはないが、テロの非道さを改めて認識した。
これが
現実に起こったあの9.11の真実。
生存者がいないので、実際とは違うかもだけど、現実に起こった事だと受け止めないといけない。
今現在でも起きている、決して許されないテロ・・・
無くすのは難しいと思うが、絶対無くさなければいけないと思う。
やばい
これがフィクションのフライトパニック映画だったら、間延びするような映像でも、実際にあった出来事だと思うと怖過ぎるし、事件の起きた数十分を切り抜いたリアルタイム感も臨場感がありましたー。
結末のほんのちょっと前までは、やっぱ客観的に乗客をめちゃ応援しちゃうし、飛行機救えぇ!ってなるんだけど、残酷すぎるというか、あくまで現実にあった話だと感じる瞬間があって悲しくなったよ。
つらく悲しい・・・
ドキュメンタリーを観ているようで、とにかく ハラハラドキドキでした。観ていてもしかしたら 助かるのではないかと 希望を持ちたい気持ちにもなりました。
しかし これは 真実の物語です。
結末がわかっていて 観るのはなんともはや つらい作品でした
卑劣なテロに立ち向かう普通の人々
2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ」。
ハイジャックされた飛行機のうち、テロの目標まで到達しなかった1機。
その機内での出来事を、関係者のインタビューや携帯電話での会話、
管制塔との通信記録を元に、ありのまま再現した作品です。
無名の役者を使い、その時起こったことを過剰な演出をすることなく、
ただ淡々と描いていきます。
それだけに、ただひたすら重いです。
これが現実に起こったのかと思うと、身震いがします。
当然、その場に居合わせた人は全員、亡くなっているので、
全てが事実ではないでしょうけど、恐らく、現実にこの作品の中のような
ことがあったんだと思います。
観ている側は、彼ら乗客たちがどういう結末を迎えたのか、
すでに知って居ます。
それだけに、胸が締め付けられるような思いになります。
「テロ」という全く関係のない人々を巻き込む卑劣な行為を
決して許してはいけない。
この作品を観て、そう思いました。
観終わった後、決してスカッとする作品ではないです。
でも、沢山の人達に観てもらいたい作品です。
涙が止まらない映画。悲しいです。
これは現実に起きた事件です。
とっても感情移入しやすい映画です。
本当に、こういう状況に置かれたらというリアルな映像タッチ。
「がんばれ、がんばれ、何で何で何で」
そんな気持ちになります。
これもかれも全てが戦争が原因なんです。
とっても悲しい映画ですが、見てください。
私は過去の映画でこんなに涙をこぼした映画はありません。
感動はないです。悲しみです。
まだまだ生々しいが、目を背けてはいけない。
まだまだ生々しい記憶のアメリカ同時多発テロ。その犠牲となった航空機の内、唯一、テロリスト達の目的を果たせなかったとされるユナイテッド93便の乗客たちの活躍を描いた作品です。先ごろ、アメリカ同時多発テロを思い起こさせる、イギリス航空機テロ未遂事件があったばかりで、まだテロとの戦いが終わっていないことを実感させられました。
映画化に際しては、軍関係者、管制官など、関係者への膨大なインタビューが行われ、尚且つ、ほぼ全ての遺族の合意を得て、撮影に入ったというほど慎重を極めています。キャストも、リアリティを出すために、航空業界での業務経験のある俳優・女優を使ったり、当時その状況に対応した実際の管制官や軍人を起用し、且つ、背景に流れる音声は実際の交信記録が使われていたりしています。
それだけ気を使った事もあり、非常にリアル。映画というより、ドキュメンタリーと言った趣です。管制機関・軍の混乱、機内の絶望的状況など、非常によく描かれています。ユナイテッド93便機内にいた人々は、もちろん全て亡くなっているので、描かれた機内の状況がどの程度事実に即しているか判らないところはありますが、どこかで誰かが見ていたのではないかと思うほどのリアルさでした。また、ユナイテッド93便には、日本人留学生が搭乗していましたが、その人物らしき東洋人の出演者もしっかりいました。
上映中、ずーっと、ドキドキしっぱなしで、結構疲れました。結末はわかっているはずなんですけどね、それでもです。リアルを追求したと言う監督の意図通りに、中に引き込まれてしまいました。あれから5年経ちましたが、まだ生々し過ぎて、まだ5年という感じです。最近は、ロンドンでやはり同様の航空機を使ったテロ未遂もありましたしね。この秋には、やはり同時多発テロ関連の『ワールド・トレード・センター』も公開されます。こちらは、WTCに救助に趣き、その崩壊に巻き込まれたいた港湾警察官の実話です。こちらも見てみようと思います。
全38件中、21~38件目を表示