姑獲鳥の夏のレビュー・感想・評価
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オドロオドロしくない…
この映画「オドロオドロしく」ありません。
原作小説が好きで、期待して観に行きましたが、ガッカリです…
ネタバレになるので、あまり書きませんが、原作は最後に
「あるモノが産まれる」のがクライマックスでしたが、映画では
その産まれる場面が、産まれてくる様に見えません。
キャストだけは、やたら豪華です。 顔と名前がよく知られる俳優が多いです。
映画の製作費のうち、俳優へのギャラだけで、かなり持っていかれたのでは
ないでしょうか?…全然その豪華キャストを活かしていません…
「ホラー映画」として、全く怖くありません。
「『ホラー』ではない『怪談』だ」と、主張するのでしょうか?
「怪談映画」としても、全く怖くありません。
冒頭に書いた通り「怪談映画としての『オドロオドロしさ』が全く無い」
のです…
うーん、やっぱり無理。
劇場公開時鑑賞。原作既読。キャスト陣は非常にイメージに近く大きな不満はないのだが、やっぱりこれ映画には向かないわ。馬鹿なネタを成立しているかのように見せるために、壮大な無駄のように思えるが無駄ではない記述を積み重ねていく部分こそが京極堂シリーズだと思っているので、これはやはり違うのだと思った。
とても残念。
精神世界の描写が多く、映像化が難しいのはわかります。しかし、これはあまりにも酷過ぎて観るに堪えない。学芸会のような幼稚すぎる演出です。豪華キャストの皆さんがもったいなさすぎ。期待して観たぶん、怒りを通り越して悲しくなりました。
走らない堤真一には魅力がない!
目まぐるしく回転するカメラとサブリミナル効果のようなフラッシュ映像。そして、なぜか首を傾けたくなる斜めアングル。効果音にはウルトラマンで使われるような懐かしい電子音で脳髄を刺激してくる。昭和20年代の古き町並と室内小道具が目にやさしい反面、カエル顔の連続映像によって目がチカチカしてきました(眠かったせいもある)。京極作品は全く読んだことがないのですが、雰囲気だけはよく伝わりました。
正直言って、ストーリーそのものや20ヶ月妊娠、産院での子の死亡などの謎解きに全く興味が沸かず、妖怪が登場しないことにも愕然となってしまいました。そうです。「世の中には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」の言葉どおり、不思議はないということを忘れていたからです。冒頭の京極堂による長台詞の中で、徳川家康と妖怪の信憑性については「今度使わせてもらおう」と思ったほどインパクトがあったのに、人の記憶が見えてしまう榎木津の非科学的要素により理解不能に陥ったのも原因の一つかもしれません。
堤真一は難しい内容の長い台詞をよく覚えたもんだ。田中麗奈もよかったし、原田知世だって『時をかける少女』や『天国にいちばん近い島』からみると格段に上手くなっている(いつの時代だ…)。なんといっても京極夏彦のカメオ出演が不気味でよかったですね。クレジットには水木しげると書いてありました。『妖怪大戦争』の前哨戦といった雰囲気ですよね・・・宮迫も出演するし・・・
ところで、20ヶ月の妊娠ってのはどうなんでしょう?「ブラックジャック」のピノコだって大人になるまでお腹の中にいたんだし、ちょっと物足りないような気がする。変わったところでは、井上ひさし著の短編集「他人の血」の中の一篇「他人の臍」には17年間妊娠している女性が登場する。胎児は子宮の中で大人になり、喋るし、タバコは吸うし、雑誌まで読んでしまうという、とんでもないナンセンス・ブラックなのだが、これが実に面白い。読んだことがある人はいるでしょうか・・・
〈2005年映画館にて〉
なんと言いますか
あえて斜めに撮ったり酔いそうなぐらい画面をぐるぐる回したり、通常のカメラワークに慣れてたから、気分が悪くなりました。30分でギブアップでしたね。
Wikipediaで監督のページを見たんですが、たぶん監督の人間性は本当に変な人って感じで結構好きです。映画は嫌いですが。
どこか退屈
どこがどうとは言えないのですが、すっごく面白いとは感じませんでした。特に嫌な部分があったわけではないんだけどなあ。
しかも途中で居眠りしてしまいました。やっぱりどこか退屈だったんでしょう…。
映像は実相寺昭雄監督らしさを感じました。
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