劇場公開日 1996年9月14日

「繊細さと大胆さを兼ね備えたら最強」スワロウテイル Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0繊細さと大胆さを兼ね備えたら最強

2024年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

岩井俊二監督が自著の同名小説を実写映画化。

今観ると俳優陣が若く、それを見ているだけでも楽しい。
長髪美男子の江口洋介さん、浅野忠信さんも出演している。
若い頃のローリー寺西さんも登場してギターパフォーマンスを披露する場面がある。
Charaさん演じるガラの悪い娼婦のグリコが歌うと上手いし急に可愛いく見えるというギャップ。
当時15か16歳の伊藤歩さんの体当たり演技は見どころ。
スクリーンいっぱいにおっぱい丸出しでタトゥーを入れる場面がある。
後に映画『ふくろう』で全裸ヘアヌードを披露することになる。
桃井かおりさんが、走る小型の赤い車の中でタバコを吸ったり困ったりするシーンは、映画『黄色いハンカチ』を彷彿させる。
渡部篤郎さん演じるランが、アニメの『進撃の巨人』に登場するリヴァイ兵長のようだ。

独特な落ち着きのないカメラワークだが、見れば見るほど好きになる。

架空の世界という設定のファンタジー作品なのだが、黒電話や公衆電話など日本の懐かしいモノで溢れている。

Don-chan
マサシさんのコメント
2024年9月7日

共感ありがとうございます。
共感します。桃井かおりさんと言えば、僕の世代では『前略おふくろ様』の『サブちゃん』と話すあの怠惰な台詞回しだと思います。それを山田さんがうまくリスペクトしてのが、黄色いリボンで、桃井かおりさんのトレードマークになりましたね。良く分かります。

マサシ
ころんさんのコメント
2024年3月8日

なつかしい〜。
映画館で友達と見ました!
当時は20代前半で、この映画の世界観がどことなく大人っぽく見えたな、今見るたらどんな印象なんだろ。

歌も大人っぽくて合ってたな、カラオケで歌ったな。

わたしもカメラ印象に残ってます。
見た直後よりも映画館を後にしてからじわじわせまる何かを感じました。
岩井さん、映像作家と言われてましたね。

当時はすごく斬新な印象で衝撃を受けました。

ころん