劇場公開日 1954年2月6日

「今日も守護天使が見守ってくれている。」素晴らしき哉、人生! 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5今日も守護天使が見守ってくれている。

2022年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

まず、娘に「白黒映画観てるなんて映画オタクじゃん」
と言われました。嬉しかった。

世界を冒険したいジョージだけど、
タイミング悪く、行けそうな状況になると町に留まる
理由が出来てしまう。
そして、やがて会社を持ち家族を持ち。
地元から動けなくなる。
この状況は現代の僕らも一緒だと思う。
若い頃に描いた夢は、いつか夢のままになり
こんなはずじゃなかったのに…
と思いながら生活を送っているなんて事はよくある事。
ジョージも仲間や街の人のため愛する妻のために
働くのだけど、
終盤一つのミスで、こんなはずじゃなかった。と
心の中で燻っていたものが出て来て、
自分の人生を終わらせてしまおうと思う。

ここからが素晴らしかった。

一つの失敗で人生どん底だと思っても、
貴方の人生は素晴らしい。
たった一人の人生だけど、
大勢の人生に関わってる事を分からせてくれる。

しかも、それを分からせてくれる、
ジョージのいなかった世界の話は20分あるかないか
じゃないだろうか?
今までの人生が伏線になっているからと言うのも
あるけど、見事でした。

そこからはもうジョージの生き生きした顔を
観てるだけで気持ちが良かったです。

いつの時代にもこう言う映画が
心の支えになってたと言う事がなんだか嬉しい。

元気がなくなったらまた観ようと思います。
リメイクもしてほしいなぁ。
最高のクリスマス映画になりそうだけど。

奥嶋ひろまさ